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2025/07/02

女性市長の学歴詐称疑惑 除籍を卒業と“誤認” 市役所に電話殺到 9割が苦情

■東洋大学卒業に「嘘つき」の“怪文書” 伊東市の田久保市長が会見

学歴詐称疑惑が浮上した静岡県伊東市の田久保真紀市長が7月2日、記者会見を開いた。東洋大学卒業を公表していたが、実際は除籍だったことが判明。田久保市長は「卒業した認識だった」と説明した。市民からは「間違えるはずがない」など、批判が集中している。

 

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きっかけは、“怪文書”だった。6月上旬、伊東市の全市議に対して、次のような内容の投書が匿名で届いた。

 

「東洋大卒ってなんだ!彼女は中退どころか、除籍であったと記憶している!こんな嘘つきが市長に選ばれるなんて信じられない」

 

田久保市長は市の広報誌などで、「平成4年(1992年)3月に東洋大学法学部経営法学科卒業」と記載している。この投書を「怪文書」と表現し、法的措置も辞さないと話していた。

 

しかし、田久保市長は市議会で卒業したかどうかを問われても明言を避け、求められた卒業証書や卒業証明書の提示を拒んだ。

伊東市で初の女性市長となった田久保市長

■「間違えるはずない」、「予想通りの結末」 市民から厳しい声

記者会見では東洋大学に確認した結果、卒業を確認できなかったと説明した。田久保市長は「大学に確認したところ卒業の確認はできず、除籍されていたことが分かりました。大学時代の後半はきちんと通学していませんでした。勘違いしていたと言われると全く否定できません」と話した。

 

田久保市長の説明に対して、納得している人はほとんどいない。市民からは「除籍を卒業と間違えるはずがない。嘘の上塗りで全く信用できない」、「簡単に取得できる卒業証明書を見せない時点で、学歴詐称だと思っていた。予想通りの結末」など、厳しい声が飛んでいる。

 

田久保市長の会見後、伊東市役所には100件を超える電話があった。そのうち、9割が苦情だったという。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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