2025/09/16
Jリーグ各クラブが苦慮 出待ちやサイン要求 ファンの迷惑行為に相次ぐ声明
■エスパルスとジュビロも 公式HPで注意呼びかけ
Jリーグのクラブがファンの迷惑行為に苦慮している。清水エスパルスも移動中に選手へサインや写真撮影を求める行動を控えるように呼び掛けている。
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サッカーJ1は残り10試合を切り、優勝や残留争いへの注目が高まっている。そんな中、現在13位の清水エスパルスは公式ホームページで以下のメッセージを発表した。
「移動中のファンサービスにつきまして、チーム遠征時の公共交通機関(駅や空港)やホテル等の公共施設の選手・スタッフのサイン対応や写真撮影等について、控えさせていただいております。Jリーグならびにクラブで定める観戦ルール等を遵守した中で、選手やクラブへの後押しをお願いしたく、改めてご理解とご協力の程、よろしくお願い申し上げます」
選手の移動中にファンがサインや写真撮影を求める行動は、各クラブが頭を悩ませている。ヴィッセル神戸も7月、以下のコメントを公式ホームページで発表した。
「最近、選手・スタッフから自宅周辺や駅、空港など公共交通機関での待ち伏せ・出待ち行為、およびスタジアム周辺での追っかけ行為があったと報告を受けております。また、チーム移動時や宿泊先、その周辺においても同様の行為や、ファンサービス(サイン・写真撮影・握手・物品の受け渡し等)の要求、他の利用者や従業員の方々に配慮の欠ける行動が時折見受けられます。このような行為は、選手・スタッフの心身の安全を脅かすだけでなく、公共の場において他の方々にご迷惑や危険を及ぼす恐れがあります」
ヴィッセル神戸は禁止行為として「自宅やその周辺、駅、空港、ホテル等での待ち伏せや出待ち行為」、「街中などプライベート時での過度な声掛けや接触、盗撮、追跡」、「チーム移動中のファンサービス」、「周囲の方々や施設関係者の迷惑となる行為」を挙げている。
ジュビロ磐田も今年1月、空港内を移動中の選手がファンサービスを求められる様子が多数確認されたとして、「スタッフの再三の注意にも関わらず、こうした行為が続けられたことを大変残念に思っております。空港をご利用のお客様や、ルールを守っているファン・サポーターの皆さまへご迷惑となりますので、このような行為はおやめください」と注意喚起した。
ルールを無視した自己中心的な行動は、選手や周りの人に多大な迷惑がかかる。さらに、一部のファンやサポーターがクラブの評判を損なう要因となっている。
(SHIZUOKA Life編集部)






