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2026/05/08

「頭をなでられた」、「距離が近い」 教職員の“セクハラ感じた”人数1.5倍 背景に変化

■セクハラ受けたと感じた児童生徒148人 前年度から47人増加

静岡県教育委員会が実施した調査で、教職員によるセクシュアル・ハラスメントを「受けたと感じた」と答えた児童生徒が148人に上ったことが分かった。前年より増加しており、特に小・中学校では「他人が受けたと感じた」という回答も増えている。教育現場では何が起きているのか。県教委は注意指導を行うとともに、再発防止に向けた対策強化を進める。

 

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今回の調査は、県立学校と政令市を除く公立小中学校に通う小学5年生から高校3年生を対象に実施した。対象者は約14万2000人で、約13万9000人から回答を得た。無記名での回答も可能とし、担任を介さず管理職が回収したという。

 

その結果、「セクハラを受けたと感じた」と回答したのは148人だった。前年度の101人から47人増加した。内訳は小学校71人、中学校54人、高校18人、特別支援学校5人となった。

 

「自分が受けたと感じた」は72人で、前年度とほぼ同水準だった。一方、「他人が受けたと感じた」は76人で、特に小学校と中学校で増加したという。回答内容では、「不必要な身体的接触」が57件で最も多かった。「肩を撫でられた」、「頭をしつこくなでられた」、「背中を触られた」、「肩をトントンされた」といった内容が挙がった。

 

また、「距離が近い」、「先生と生徒が1つの椅子に半分ずつ座っていた」といった「不必要な接近」を挙げる声もあった。さらに、「女は家事ができないと」、「男のくせに」といった性別を基準にした発言や、体格に関する言葉で傷ついたとする回答も確認された。

 

調査では、不同意わいせつや盗撮など、わいせつ行為に関する回答はなかったという。また、懲戒処分の対象となる事案も確認されなかったとしている。県教委は「セクハラを受けたと感じた」と回答があった事案について、各学校で該当教職員への注意指導を実施した。今後、実際の回答内容を基にチェックリストを作成し、教職員の意識啓発につなげる方針だ。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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