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2025/06/23

静岡市の“神対応”に「グッジョブ!」 昨年は大混乱の商品券 応募殺到も全員当選

■60万口の募集に70万口の応募 「しずトク商品券」で抽選回避

静岡市が物価高騰対策で発行する「しずトク商品券」の申し込み数が、予定数を約10万口上回った。当初は抽選になる予定だったが、市は全てを購入できるように事業費を追加すると発表。市民からは「静岡市グッジョブ!」、「抽選を覚悟していたからうれしい」といった喜びの声が上がっている。

 

浜松市でもプレミアム商品券 ただ、静岡市との格差に不満も

 

しずトク商品券は1口5000円で6250円分の買い物できるプレミアム率25%のデジタル商品券で、1人4口まで申し込める。静岡市は60万口の発行を予定していたが、70万5861口の応募があった。

 

市は元々、応募が60万口を超えた場合は抽選する方針を示していた。しかし、静岡市の難波喬司市長は20日の定例会見で、こう話した。

 

「ちょうど良いタイミングで国から物価高騰対策の追加補正がきたので、その分をプレミアム商品券に追加することにしました。全て購入可能になったので、ぜひお使いいただければと思います」

静岡市民からの応募が殺到した「しずトク商品券」

■国の物価高騰対策 地方創生臨時交付金を活用

難波市長が触れた「国からの追加補正」とは、物価高騰対策を目的とした国からの地方創生臨時交付金。米国の関税措置を受けた緊急対応パッケージの一環として、5月に閣議決定した。

 

市は、この交付金を活用して、60万口を超えた分の申し込みに対応する。市議会6月定例会に1億5600万円を追加した一般会計補正予算案を提出するという。これにより、しずトク商品券の発行総額は37億5000万円から44億1000万円となった。

 

静岡市は昨年も、しずトク商品券を発行している。その際は、1回目の募集が31万口にとどまり、準備していた52万口に届かなかった。そのため、2次募集をしたところ、21万口に対して53万口の応募が集まって抽選となっている。今回は1回目の募集で予定数を超える人気だったことについて、難波市長は次のように述べた。

 

「前回は初めての取り組みだったので、皆さんへのお知らせが十分ではなかった。実際に使ってみて、使い勝手が良いと体感してもらえたと思う。今回は60万口を超えると予想していたので、想定通りくらいの申し込み数。抽選が避けられないと思っていたが、国からの追加交付金で上手く全員のご希望に沿えることになった」

 

■前回はトラブル連発 市民から安堵と喜びの声

今回のしずトク商品券は、応募締め切り前にすでに予定数に達したと一部メディアで報じられた。市民は抽選を予想していただけに、“全員当選”を喜んでいる。

 

インターネット上では「昨年の2回目は4口応募したが、抽選になって3口しか購入できなかった。今回も抽選になると覚悟していたからうれしい」、「静岡市グッジョブ!商品券を使うのが楽しみ」、「前回は抽選の際にトラブル続きだったので、今回はその心配がなくなって良かった」などの声が上がった。

 

しずトク商品券の利用期間は7月1日から10月31日まで。販売対象は市内居住者となっている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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