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2025/08/30

静岡県民が愛した“幻のカレー” レトルトで復活 懐かしの味を元スタッフと再現

かにのマークで知られる「あさひや」のカレー(天神屋のHPより)

■「あさひや」のカレー 天神屋がレトルトで販売

あの伝説のカレーが家庭でも楽しめる。かつて県西部を中心に親しまれたファミリーレストラン「あさひや」の名物メニュー「カレーライス」が、レトルトで復活した。静岡県民の記憶に刻まれた味を忠実に再現しているという。

 

静岡県民のソウルフード「さわやか」 県外に店舗を出店しない納得のワケ

 

静岡市にある弁当・総菜販売の老舗「天神屋」が、あさひやのカレーをレトルトで復活させた。あさひやはカニのマークをシンボルに掲げ、ドライブイン形式の24時間営業店としてモーニングや定食、ラーメンまで幅広いメニューを提供。家族連れやドライバー、学生たちにとって憩いの場だった。

 

中でも、一番の人気メニューが「カレーライス」。濃厚でどこか懐かしい“ドロッとした昔ながらの味わい”は、地元のソウルフードとして語り継がれている。しかし、1997年に天神屋との合併によって歴史に幕を下ろした。その後も「もう一度あのカレーを食べたい」との声が絶えなかった。

 

そうした声に応え、昨年12月に天神屋の総菜として「あさひやカレー」が限定復活した。直後から県内外で反響を呼び、店頭には懐かしの味を求める人々が集まった。今回のレトルト化は、その好評を受けての本格展開だ。

 

復刻にあたっては、当時のレシピを基にするだけでなく、実際に調理を担当していた元スタッフへの聞き取りを重ね、味の輪郭やとろみ、スパイス感を徹底的に検証した。幾度もの試作を経て「記憶の中の一皿」を再現したという。単なる復刻ではなく、懐かしさと食べ応えのバランスを追求した“唯一無二のカレー”として仕上げた。

 

商品は1人前180グラム入りで税込698円。玉ねぎや人参、豚肉の旨味が溶け込み、子どもにも大人にも愛される優しい味わいを特徴とする。袋ごと湯せん、または器に移して電子レンジで温めるだけで簡単に楽しめる。静岡県内の天神屋直営店31店舗(IAIスタジアム日本平売店を除く)で販売されているが、一部店舗では取り扱いがない場合もあるため事前確認が推奨されている。

 

かつて深夜のドライブや家族との外食、学生時代の夜食に寄り添ってきた「あさひやカレー」。レトルト商品として再び食卓に戻ってくることで、静岡で育った世代には懐かしく、若い世代には新しい“地元の味”として広がっていきそうだ。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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