2025/09/10
全国初の常設立体迷路 ドッグランやカフェ併設のレジャー施設 浜松市のSAに来夏オープン

施設のイメージ
■東名のSA「EXPASA浜名湖」 複合型レジャー施設を整備
浜松市の東名高速道路のサービスエリア「EXPASA浜名湖」に、常設の立体迷路を備えた複合型レジャー施設が誕生する。常設の立体迷路はSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)で全国初になる。立体迷路のほか、有料のドッグランや浜名湖を望む屋内カフェも整備され、開業は2026年夏を予定している。
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NEXCO中日本と関連企業は、EXPASA浜名湖に複合型レジャー施設を新設すると発表した。立体迷路などの体験型アトラクションや愛犬がのびのびと走れるドッグラン、雄大な浜名湖の風景を楽しめる屋内カフェなどを設ける予定で、サービスエリアで観光・レジャーを楽しむと同時に、浜名湖の素晴らしさを感じてもらう空間を目指すという。
現在のEXPASA浜名湖は、上下線集約型の大型サービスエリアとして知られ、湖畔の景色とともに食事や買い物を楽しめるスポットとして人気を集めている。約500席を備えた「湖の見えるフード館」では、うなぎ料理の「浜名亭」をはじめ、海鮮丼や定食などを味わえる店が並ぶ。その他、うどんやそば、丼物を提供する24時間営業の店がある。
中華を楽しみたい人は餃子・ラーメン館、アイスクリームやコーヒーで一息つきたい人は別棟に店舗が並び、多彩な飲食店から希望に合った店を選べる。さらに、お土産ショップやコンビニなど、食事から買い物まで幅広いニーズに対応している。
また、恋人の聖地として知られる幸せの鐘やハート型の鍵をかけられるフェンスも設けられ、夕景を望むスポットとしても人気を博している。屋外には芝生広場や遊覧船の発着場があり、湖上から浜名湖を楽しめるのも特徴だ。授乳室や調乳機、キッズコーナーなど赤ちゃん向け設備も整っており、バリアフリー対応も進んでいることから、家族連れにも利用しやすい環境が整備されている。
今回新たに加わる複合型レジャー施設は既存の魅力に加え、体験型アトラクションや愛犬と過ごせる空間を提供することで、より幅広い世代のニーズを取り込む。建設工事に伴い、今年9月10日から来年夏ごろまでは一部エリアの利用が制限される。幸せの鐘やフェンスも使えなくなるが、リニューアル後は観光とレジャーを兼ね備えた新しい空間に生まれ変わる。東名高速を代表するサービスエリアがどのように進化するのか注目される。
(SHIZUOKA Life編集部)