■不要の公有財産　静岡市が官公庁オークションに出品

“行政お墨付き”の掘り出し物がネットに並ぶ。静岡市が、保有している不用物品を対象にしたインターネットオークションを開催。出品数は合計193件に上り、ロードバイクや応接セット、さらには金属として価値が高い白金るつぼなどが官公庁オークションで競り落とせる。

【写真で見る】少し贅沢なランチ　静岡市役所近くに店舗構える「うなぎ弁当」

静岡市はインターネットオークションを活用して、不要となった公有財産を売却する。市有財産の有効活用が目的で、入札は「KSI官公庁オークション」サイトを通じて行われる。法人、個人を問わず参加できるという。

出品される不要物品はREUNION社製やPROVROS社製のロードバイク、ニコンのフィルムカメラ、応接セットなど多岐に渡る。最低売却価格1万5000円でPROVROSのロードバイクが出品されるなど、市場価格よりも大幅に安く入手できる可能性がある。出品される自転車の多くは、市が道路上から撤去した放置自転車。静岡市が静岡県警察に防犯登録の抹消を依頼済みで、安心して利用できるよう手続きが取られている。

■貴金属の価値高い「白金るつぼ」　最低売却価格45万円

スノコベッドやソープディスペンサーといった日用品も並ぶ中、中でも注目を集めそうなのは「白金るつぼ（蓋付き）」だ。最低売却価格は45万円。貴金属としての価値が高く、資産的な魅力を感じる人も少なくないだろう。

オークションの参加申込期間は、9月11日午後1時から9月29日午後2時まで。申込後に必要書類を市役所管財課へ提出する必要がある。入札期間は10月14日午後1時から10月21日午後1時までで、同日午後1時から2時に開札される予定となっている。

入札にあたっては、予定価格の10％以上に相当する入札保証金の納付が求められる。参加資格を満たせば原則、誰でも参加できる点も特徴だ。出品のラインナップなどの詳細は、静岡市ホームページや「KSI官公庁オークション」サイトに掲載されている。

（SHIZUOKA Life編集部）