■静岡県からは富士宮市の2カ所　田貫湖と西臼塚駐車場

まだ暑さが残るが、9月は気象学的な季節区分で秋と定義される。秋の代表的な行楽と言えば紅葉がある。大手旅行サイト・じゃらんは東海地方の「穴場紅葉スポット5選」を発表。静岡県からは2カ所が選ばれた。

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紅葉は楽しみたいが、人混みが苦手な人もいるだろう。じゃらんが今回取り上げた紅葉スポットのテーマは「穴場」。思わずカメラを構えたくなる美しい景色を満喫できる5カ所が紹介されている。

静岡県からは富士宮市の「田貫湖（富士宮市佐折634-1）」と「西臼塚駐車場（富士宮市粟倉）」が選ばれた。田貫湖は広大な朝霧高原の一角にある、周囲3.3キロの湖。富士山の全景を真東に仰ぎ、ヘラブナ釣りのメッカとしても知られている。湖畔は周遊道になっていて、レンタサイクルで沿道のもみじを堪能できる。

湖面に映る逆さ富士も絶好のフォトスポットとなる。逆さ富士と紅葉が楽しめる場所は湖西のデッキ。ボートから視点を変えたり、キャンプをしながら観賞したりする楽しみ方もおすすめだ。例年は11月上旬から中旬に見頃を迎える。

西臼塚駐車場は、富士山スカイライン沿いの標高約1200メートルにある駐車場。平地より約1カ月早く紅葉が堪能でき、富士山と色づく木々の競演は写真撮影スポットとしての人気が高い。10月中旬から11月初旬が見頃となっている。

穴場紅葉スポットに選ばれた田貫湖

■岐阜県から3カ所選出　散策コースやフォトスポット

静岡県以外では岐阜県の3カ所が選ばれた。八百津町の「めい想の森（八百津町八百津444-3）」は紅葉の林を巡る散策コースや展望広場で魅力。各務原市の「学びの森プロムナード（各務原市那加雲雀町10-4）」は黄金色に輝く並木がフォトジェニックで、池田町の「霞間ヶ渓公園（池田町藤代地内）」は500本の紅葉などが色づいてライトアップされるイベントも開催される。3カ所はいずれも、11月中旬から見頃を迎える。

今年の秋は人混みを避けつつ、ゆっくりと紅葉を味わえる穴場を訪れてみてはいかがだろうか。静岡と岐阜、それぞれの地でしか出会えない景色が心に静かに響く。

（SHIZUOKA Life編集部）