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2025/09/29

ジュビロ磐田アカデミーコーチ 280万円相当の備品売却 管理体制や待遇に疑問の声も

■アカデミーコーチの契約解除 氏名や年齢などは非公表

サッカーJ2ジュビロ磐田は、アカデミーコーチがクラブの備品を売却していたと発表した。被害金額は280万円に上る。ファンやサポーターからは備品の管理体制やアカデミーコーチの待遇についても意見が出ている。

 

敗戦後にサポーターが不適切な投稿 ジュビロ磐田は厳正な対処を発表

 

ジュビロ磐田によると、アカデミーコーチの1人がクラブ内に保管していた備品を不正に持ち出し、外部へ売却していた事実が確認された。クラブはアカデミーコーチの契約を9月25日付で解除した。コーチの氏名や年齢などは公表されておらず、全額の弁済を受ける予定としている。

 

この事案については、すでにJリーグに報告済みだという。クラブは再発防止に向け、「クラブおよび個人所有物の管理徹底」、「定期的な監査・チェック体制の強化」、「コンプライアンス教育の徹底」、「当該業務については、クラブの責任の下で適切に継続できる体制を整備」の4つを進めていく。公式ホームページで以下のコメントを発表している。

 

「クラブ運営においては、コンプライアンス遵守および適正な業務運営を最も重要と考えております。今回、このような事態が発生しましたことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます。この度の不正行為を重く受け止め、内部管理体制のさらなる強化を図るとともに、再発防止と信頼回復に向け、全社を挙げて取組んでまいります」

 

ファンやサポーターからは驚きの声が上がると同時に、備品の管理体制や発表内容に疑問も投げかけられている。インターネット上では「金額を考えるとかなりの数が売却されていると予想される。クラブの管理がずさんだったと言わざるを得ない」、「不正行為ではなく明らかな犯罪。氏名も公表せず、解雇や被害額の弁済で済ませる問題なのか疑問」といった意見が並ぶ。

 

また、他のクラブでも同様の事案が起きていることもあり、「備品を売却しないと生活できないくらい。アカデミーコーチの待遇は良くないと推測してしまう。やりがいだけでは生活できない」、「クラブスタッフの待遇改善こそ再発防止になるのではないか」などの声も上がっている。

 

J1復帰を目指すジュビロ磐田は現在、J2で14勝6分け11敗の8位。J1昇格プレーオフ出場圏内の6位とは勝ち点差2となっている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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