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2025/10/15

あの「チョコバット」がサイダーに!? 静岡発の夢コラボ ヒットメーカーが初挑戦

木村飲料と三立製菓が共同開発した新商品「チョコバットサイダー」

■サイダーでチョコバット表現 きっかけはかにぱんお姉さんのメール

静岡発の“夢のコラボ”が実現した。島田市の飲料メーカー・木村飲料と、浜松市の老舗菓子メーカー・三立製菓が共同開発した新商品「チョコバットサイダー」が、10月16日に発売される。ロングセラー菓子「チョコバット」を飲み物にした、意外性にあふれた一本だ。

 

三立製菓の広報を担当する妖精「かにぱんお姉さん」には黒歴史が…

 

ラムネやサイダー、酎割り用サワーなどを生産する木村飲料は「飲料に楽しさを!」のスローガンを掲げ、近年は数々のご当地サイダーを生み出してきた。「カレーパンサイダー」や「うなぎコーラ」といったヒット商品も多い。

 

インパクト抜群の商品を連発する木村飲料の次回作は、どんな商品なのか。注目が集まる中、10月16日に発売が決まったのは、「チョコバットサイダー」だった。チョコバットは、ソフトな食感のパンと素朴な甘さのチョコレートが特徴。創業100年を超える三立製菓のロングセラー商品の1つをサイダーにした。

 

開発のきっかけは、一通のメールだった。木村飲料が、三立製菓公式キャラクター「かにぱんお姉さん」から相談を受けたという。

「チョコバットをサイダーで表現できませんか?」

 

その一言が、静岡を代表する両メーカーのコラボを動かした。木村飲料はこれまで、「WASABIジンジャエール」や「しずおか茶コーラ」など、静岡県の特産をテーマにしたご当地サイダーも手掛けてきた。ただ、既存のお菓子の味をそのまま炭酸飲料で再現するのは初の試み。チョコレートのまろやかな甘さとサイダーのすっきりした清涼感――相反する要素を融合させる難題に、開発チームは挑戦した。

 

三立製菓の大ファンだった開発担当者は試行錯誤を重ねた。「食べ慣れたお菓子を“飲む”新体験として再構築し、全国のチョコバットファンに届けたい」。苦労の末に完成させた「チョコバットサイダー」は炭酸のシュワッとした刺激とともに、どこか懐かしい味がよみがえる。おやつタイムにぴったりの新感覚ドリンクとなった。

 

静岡県を代表するお菓子と飲料のコラボは全国的にも注目される予感がある。世代を超えて愛される味が、シュワッとした泡とともに新しい形でよみがえる。

 

■商品概要

商品名:チョコバットサイダー
内容量:240ミリリットル
参考小売価格:324円(税込)

販売:木村飲料直営ECショップ、県内外小売店ほか

 

SHIZUOKA Life編集部)

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