生活に新しい一色
一歩踏み出す生き方
静岡のニュース・情報サイト

検索

情報募集

menu

2025/10/25

静岡県で幸福度が高い街は? 1位の自治体は昨年5位からジャンプアップ トップ10発表

■幸福度1位は菊川市 居住者は「生きがい感じる」

不動産大手の大東建託が、静岡県内の住民を対象にした「いい部屋ネット 街の幸福度&住み続けたい街ランキング2025<静岡県版>」を発表した。幸福度ランキングでは、昨年から大きく順位を上げた菊川市が1位に輝いた。

 

あなたの地元は誰? 47都道府県別 自慢の芸能人一覧

 

調査は県内在住の20歳以上の男女2万4289人を対象に実施された。幸福度ランキングでは、菊川市が昨年の5位からジャンプアップしてトップに立った。「住みここち」や「誇りがある」といった関連指標でも高い評価を受けており、住民の満足度が総合的に高いことがうかがえる。

 

実際の居住者からは「仕事、趣味の時間を持って熱中している時、生きがいを感じる」、「不自由のない生活ができているし、おいしいものを食べられる」などのコメントが寄せられている。市の担当者は菊川市を次のようにPRする。

 

「菊川市は、静岡市と浜松市の中間に位置し、生活利便性と交通アクセスに恵まれたまちです。まちとしての機能や施設は十分に揃っており、近場の商業施設も充実。防災や医療福祉といった暮らしの安全安心づくりが進んでおり、緑豊かな公園も多く、居心地の良いライフスタイルが叶うまちです」

田んぼアートでも知られている菊川市

■2位は昨年と同じ磐田市 長泉町はトップ陥落

2位は昨年と同様、磐田市だった。市民は「学校なり職場なり友人なり、人にはとても恵まれていると思う、「裕福ではないが、旦那と過ごす毎日が楽しい。たまに温泉に行っておいしいものを外食するのが幸せ」など、幸福を実感している。

 

磐田市はサッカーのジュビロ磐田やラグビーの静岡ブルーレヴズが本拠地を置き、「スポーツのまち」として知られている。その他にも暮らしやすいポイントがあり、市の担当者は「緑豊かな公園や県内唯一5つ星認定を受けたキャンプ場などアウトドア施設も充実し、映画館を備えた大型商業施設で買い物も楽しめます。多様化する子育てニーズに対応し、歳を重ねても安心して生活できる、市民が幸せと誇りを実感できるまちづくりを進めています」と語る。

 

昨年トップだった長泉町は3位に順位を落とした。ただ、「誇りがある」部門では引き続き1位を維持するなど、幸福度は高い。居住者は「熱心に取り組んでいる趣味やボランティア活動があり、そこで知り合った人たちと良好な人間関係をもっている」、「定年退職してから趣味や自分の時間を自由気ままに使える」といった声が上がる。町の担当者が魅力を説明する。

 

「子育てしやすい町として知られ、県内屈指の高い財政力指数と合計特殊出生率を誇る町です。町の南部は、コンパクトな市街地が形成され、JR東海道新幹線三島駅に接した恵まれた交通環境を有し、北部には、アウトドア施設や体験型アクティビティ、水と緑の杜公園など、四季折々の豊かな自然を感じることができる環境があります」

 

幸福度ランキングで上位に入った自治体は以下の通り。順位に大きな変動はなく、昨年10位の湖西市がトップ10から外れた(カッコ内は昨年順位)。

 

【街の幸福度ランキング<静岡県版>】

1位:菊川市(5位)
2位:磐田市(2位)
3位:長泉町(1位)
4位:浜松市浜名区(4位)
5位:清水町(3位)

6位:静岡市葵区(7位)
7位:藤枝市(6位)
8位:浜松市中央区(8位)
9位:御前崎市(9位)
10位:袋井市(11位)

 

幸福度の調査は「全体としてみて、あなたは現在、幸せですか」という質問に対して、1点(非常に不幸)から10点(非常に幸福)の10段階評価で回答を得て算出している。2021年度から実施し、今回が5回目となった。

 

SHIZUOKA Life編集部)

関連記事