2025/12/17
前阪神の外野手と甲子園ベスト4の捕手 くふうハヤテに新加入 命名権問題の不安払拭へ
■前阪神・野口恭佑外野手、前埼玉・佐藤英雄捕手 くふうハヤテに新戦力
プロ野球ウエスタン・リーグのくふうハヤテベンチャーズ静岡は12月17日、新入団選手2人を発表した。野口恭佑外野手は今シーズンまで阪神タイガースでプレー。佐藤英雄捕手はBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズに所属し、高校時代は甲子園でベスト4入りした実績もある。
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くふうハヤテが来シーズンに向けた戦力を着々と整えている。今オフは選手の退団が相次ぎ、一時は捕手が1人もいなくなるなど心配されたが、今月に入って新入団選手が次々と発表されている。
新たにチームに加わるのは、野口恭佑外野手と佐藤英雄捕手の2人。長崎県出身の野口選手はミート力と俊足を武器とする。2022年のドラフト会議で、九州産業大学から育成1位で阪神に入団した。
プロ1年目にウエスタン・リーグで打率3割をクリアし、オフに支配下登録された。2024年に1軍デビューを果たすと、26試合に出場して10安打を記録した。今シーズンは1軍での出場がなく、オフに戦力外通告を受けていた。新天地がくふうハヤテに決まり、球団を通じて以下のようにコメントしている。
「野球を続けたいという強い気持ちと、再びプロの世界で挑戦したいという思いを胸に、可能性がある限り自分自身を高めて戦い続けていきます。壮大な富士山のふもと、静岡という新天地で、たくさんのファンの皆様や子どもたちに覚えていただけるよう、精一杯プレーしていきたいと思います。また、大学の後輩が2人いるので、九産大トリオとしても力を合わせ、共に頑張っていきます」
もう1人の新加入選手、東京都出身の佐藤捕手は日大三高2年生の時に夏の甲子園でベスト4進出に貢献した。3年生では主将を務めている。その後、青山学院大学、西濃運輸を経て、昨シーズンはBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズでプレーした。
くふうハヤテは、球団を運営する「ハヤテ223」が、資本業務提携を結ぶ「くふうカンパニーホールディングス」からネーミングライツに関する契約不履行を指摘されている。双方の主張が異なり、今後の球団運営が不安視されているが、球団は懸念を払拭するように来シーズンに向けた戦力を補強している。
(SHIZUOKA Life編集部)







