2025/12/26
映画やアミューズメント、温泉とグルメも 名古屋市の複合施設が進化 「1日過ごせる場所」に

リニューアルの目玉「天然温泉 中川コロナの湯」
■中川コロナワールド リニューアルオープン
映画にアミューズメント、温泉や食事まで――。名古屋市中川区の大型複合娯楽施設「中川コロナワールド」が大きく生まれ変わり、12月23日にリニューアルオープンした。これまでの「遊ぶ場所」というイメージから一歩踏み込み、「長時間滞在して過ごす場所」へと進化した点が大きな特徴だ。
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今回のリニューアルでは外装・内装を一新し、施設全体に“落ち着き”と“上質感”を意識したデザインを採用した。グレーやベージュを基調とした色合いに、やわらかな照明やファブリック素材を組み合わせることで、にぎわいのある複合施設でありながらも、どこか余裕と安心感を得られる空間づくりがなされている。
中でも大きく変貌したのが、温浴施設「天然温泉 中川コロナの湯」だ。エントランスから館内に至るまで、イメージを全面刷新。スタイリッシュで開放感のある入口をくぐると、日常から切り離されたような非日常感が広がる。館内はモダンで洗練された装飾が施され、視覚的にも心身を解きほぐす設計となっている。
さらに、ワンランク上のくつろぎを提供する「プレミアムラウンジ フォーレスト」も新たに生まれ変わった。天然溶岩サウナ「健美効炉(けんびこうろ)」や岩盤浴を備え、体の芯から温めることで、深いリラクゼーションを体感できるという。静かな空間で過ごす時間は、まるで森の中で深呼吸をしているかのような感覚をもたらし、日常の疲れを忘れさせてくれる。

ダイニングワールドで注文できる鍋焼パスタ
■グルメも充実 ゴーゴーカレーのメニューも登場
食の分野でも大きな変化があった。従来のフードコートは「ダイニングワールド 中川店」としてリニューアルされ、いわゆる“食事を済ませる場所”から“食事の時間そのものを楽しむ空間”へと進化した。広々とした店内には洗練されたデザインが取り入れられ、家族連れや友人同士、カップルまで、様々なシーンでゆったりと食事を楽しめる雰囲気が演出されている。
メニューも大幅に変わった。鍋焼パスタはトマト、オイル、クリームと3つの味をベースにしたメニューが並ぶ。その他、ピザやステーキ、お酒のつまみやデザートなどもそろえる。さらに、金沢発祥の人気カレーチェーン「ゴーゴーカレー」のメニューも提供されるなど、話題性のあるラインナップも加わった。
映画館「シネマワールド 中川」も装いを新たにした。全12スクリーンを備えるシネマコンプレックスは、ロビーを一新して広々とした待合スペースを新設。上映前後の時間もゆったりと過ごせる空間へと変わった。フードのセルフオーダー機やドリンクバーの導入によって、混雑しがちな売店周りの利便性も向上。体感型アトラクションシアター「4DX」も引き続き設置され、映画体験そのものの魅力も高めている。
ボウリング場「コロナキャットボウル 中川店」は、ファサードデザインを刷新し、よりスタイリッシュで開放感のある外観に生まれ変わった。館内は広々とした空間が確保され、初心者から常連まで、誰もが快適に楽しめる環境が整えられている。

ボウリング場もデザイン刷新
■子どもから大人まで アミューズメントも刷新
アミューズメント施設「アミューズメントワールド メトロポリス 中川店」も健在だ。開放感のあるフロアに、クレーンゲームやメダルゲームなど多彩なゲーム機を設置。300種類を超える景品をそろえ、映画やアニメの人気キャラクターとコラボしたプライズも多数用意されている。映画を観たあとに関連グッズに挑戦できるなど、施設内での回遊性も高められている。
パチンコ・スロットの「パチンココロナ中川店」は、店内を全面的にリニューアル。今年30周年という節目の年に合わせ、「未来志向の進化」をテーマに掲げ、照明やレイアウト、データ機器を刷新した。最新機種から長年親しまれてきた人気機種、ファン垂涎のレア台まで幅広くそろえ、休憩スペースも充実。遊技の合間にもくつろげる空間づくりがなされている。
映画、温泉、食事、アミューズメントと、それぞれが独立した魅力を持ちながらも、施設全体として統一感のある世界観を構築した今回のリニューアル。単なる娯楽施設を超え、日常の延長線上で“少し特別な時間”を過ごせる場所として、新たな存在感を放つ。
■施設概要
施設名:中川コロナワールド
住所:名古屋市中川区江松3-110
駐車場:1500台(無料)
(SHIZUOKA Life編集部)








