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2026/01/06

一度は延期 新幹線でAI検証再始動へ 防犯カメラの映像分析に乗客は賛否

■2025年11月に実施予定も…周知不足で延期の判断

新幹線の車内で、乗客の姿がAIによって分析される。JR東海は東海道新幹線の防犯カメラ映像を活用し、年代や利用目的などを推定する検証実験を実施する。当初は昨年11月を予定していたが、乗客への周知が不十分と判断して延期した。

 

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検証実験では、東海道新幹線の車内に設置した防犯カメラの映像をAIで解析する。乗客の年代や性別、服装や所持品などの特徴から、ビジネスや観光、インバウンドといった利用目的を推定できるかを検証する。JR東海としては初めての取り組みとなる。

 

この実証実験は当初、昨年11月1日から14日までに実施する予定だった。しかし、プライバシー保護の観点から、JR東海は利用客に対してより丁寧な周知が必要と判断して延期を決めた。

 

新たに設定した実施期間は1月10日から16日までの1週間で、区間は東京駅から新大阪駅まで。N700S車両の1号車と6号車、グリーン車にあたる8号車に設置された防犯カメラが対象となっている。これらの車両を避けて利用すれば、検証に使用されることはないという。

 

映像から顔を含む全身画像や服装、所持品などの特徴情報が取得し、AIを用いて年代や性別、利用目的の推定が可能かを確認する。取得したデータは検証を委託する三菱電機に提供されるが、検証以外の目的には使用せず、第三者への提供も行わないとしている。

東海道新幹線の車内

■サービス改善に理解 一方、データ悪用に不安も

JR東海は、検証で作成される推定データに特定の個人を識別できる情報は含まれず、映像や画像などのデータは検証終了後に速やかに削除するとしている。この取り組みに対し、東海道新幹線を日常的に利用する静岡県民は様々だ。

 

静岡市内の会社員は「出張で新幹線を使うことが多い。利用実態をもとに車両編成やサービスが改善されるのであれば、一定の理解はできる」と理解を示す。県東部の男性は「対象となる号車を避ければ検証に使われないと明記されている点は安心材料だ。事前に選択できるのであれば、大きな問題にはならないと感じる」と話す。

 

一方、リモートと東京への出張を併用する静岡市に住む女性は「映像がどこまで使われるのかを分かりやすく説明してほしい。データ悪用や流出の不安もある」と慎重な姿勢を示す。

 

東京と大阪の中間に位置する静岡県は、通勤や出張、観光で新幹線が利用される。AI活用によるサービス向上への期待がある一方、プライバシーへの配慮を求める声も根強く、利用者の受け止め方は一様ではない。JR東海は得られた結果をもとに、ビジネス向け車両の設定や輸送計画の検討など、今後のサービス向上に役立てる方針だ。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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