2026/02/06
終息したはずが…“初の異例事態” インフルエンザ再び警報レベル さらに拡大の恐れ
■記録残る2002年以降で初めて 静岡県で再度「警報レベル」
一度は落ち着いたはずのインフルエンザが、再び勢いを増している。静岡県内で、インフルエンザの流行状況が再度「警報レベル」に達した。終息基準を下回った後に再び警報レベルとなるのは、記録が残る2002年以降で初めてだという。県は、今後さらに感染が広がる可能性もあるとして、県民に改めて注意を呼びかけている。
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静岡県によると、2026年第5週(1月26日〜2月1日)の1週間に、県内の定点医療機関あたりのインフルエンザ患者数は43.29人となり、警報レベルの基準値(30人)を大きく超えた。これは、今シーズンこれまでの最多だった2025年第47週の数値も上回っている。
インフルエンザの患者数は、県内の小児科や内科など139の定点医療機関から報告されたもので、1医療機関あたりの1週間の平均患者数を示している。数値が30人を超えると「警報レベル」とされ、医療機関への負担が急増する目安とされている。
今シーズンのインフルエンザは、2025年11月下旬に一度警報レベルに達したものの、年末年始には10人未満まで減少し、一旦は落ち着きを見せていた。しかし、1月に入ってから再び増加に転じ、第2週以降は増加傾向が続き、再度警報レベルに突入した。県は「例年とは異なる推移」として警戒を強めている。
■インフルB型が増加中 流行が続く可能性
県内では現在、インフルエンザB型の報告が増えているという。B型は流行の時期が遅れやすい特徴があり、今後、A型と並行して流行が続く可能性もある。保健所別に見ると、御殿場や富士、中部、西部などで定点当たり患者数が高い水準となっており、静岡市や浜松市を含む県内全域で警戒が必要な状況となっている。
感染拡大を防ぐため、県は咳エチケットや手洗い、換気といった基本的な対策の徹底を促している。体調が優れない場合は、人が集まる場所への外出を控え、医師の指示に従って療養することが重要だとしている。
また、高齢者や基礎疾患のある人、乳幼児は重症化するおそれがあり、まれに脳症などを引き起こすケースもあるという。重症化を防ぐ手段として、ワクチン接種が有効としている。今シーズンは、インフルエンザワクチンの供給量が昨シーズンを上回る見込みで、定期接種の対象者以外でも、希望する場合は接種を検討するよう呼びかけている。
(SHIZUOKA Life編集部)







