2026/04/02
またトラブル発覚 静岡市で986人の“当選取り消し” すでに商品券の購入・使用も
■静岡市の「しずトク商品券」 対象外の市外在住者に当選通知
また、運用面でのトラブルが発覚した。静岡市が発行したプレミアム付き商品券「しずトク商品券」で、本来は対象外の市外在住者986人に当選が通知されていた。すでに、商品券を購入して利用している人もいたという。
浜松市が打ち出したプレミアム商品券 静岡市との格差に市民から不満の声
静岡市は4月2日、市内在住者を対象とした「しずトク商品券」で、市外在住者986人に対して誤って当選通知を送っていたと発表した。すでに99人が商品券を購入しており、このうち3人は計9500円分を利用していた。
「しずトク商品券」は市が物価高騰対策として発行したプレミアム付き商品券で、今回が第3弾となっている。1口5000円のデジタル商品券を購入すると、ドラッグストアやスーパーなど市内の店舗で1万円分の買い物ができる。
問題が発覚したのは、申し込みした人たちに抽選結果を伝えた4月1日の午前11時ごろだった。市外在住者からの問い合わせによって、当選者の誤りが判明した。
申し込みは郵便番号や住所などを入力し、静岡市在住であることを誓約する仕組みだった。市によると、本来は住所欄に「静岡市」、「葵区」、「駿河区」、「清水区」が含まれるかどうかで対象者を判定する運用だったが、委託事業者が対象外とすべき986人を誤って対象者として分類していた。
市は未購入の887人については使用停止の処理を実施した。購入済みの99人に対しても同様に使用停止とし、電話で事情を説明した上で返金などの対応を進めるとしている。

トラブルが発覚した「しずトク商品券」
■過去にも運用面で混乱 発表遅れやルール変更
「しずトク商品券」をめぐっては、これまでにも運用面で混乱が生じていた。過去には当選結果の発表が予定より遅れたほか、募集途中でルールが変更されるなど、市民から不満の声が上がった経緯もある。市民の関心が高い分、対応のあり方に厳しい視線が向けられてきた。
市は誤通知について、委託事業者による人為的な分類ミスを原因に挙げている。しかし、今回の事案は単なる事務処理のミスにとどまらず、制度全体の信頼性にも影響を及ぼしかねない。
(SHIZUOKA Life編集部)








