2026/04/06
また当選者に誤りか 986人に続いて今度は344人に疑い 静岡市の商品券に不信感
■市外在住者に当選通知の可能性 市が資格の有無を精査中
またしても、当選通知のトラブルが起きた。静岡市が発行するプレミアム付き商品券「しずトク商品券」をめぐり、資格を満たしていない人に当選通知を送られた可能性が新たに判明した。4月2日には本来応募資格のない986人に当選を伝えるミスが発覚したばかりで、今度は当選した344人が資格に疑いがあるという。
浜松市が打ち出したプレミアム商品券 静岡市との格差に市民から不満の声
問題となっているのは、静岡市内在住者を対象とした「しずトク商品券」第3弾だ。1口5000円で1万円分の買い物ができるプレミアム率100%のデジタル商品券で、1人当たり2口まで応募可能だった。
応募多数の場合は抽選になることから、静岡市は4月1日に応募者に対して当選通知を送った。しかし、市は当選発表翌日の2日に、市外在住者986人に誤って当選通知を送っていたと発表していた。そして、その後の確認作業で、新たに344人についても資格を満たしていない可能性があることが判明した。
市は現在、この344人に当選資格があるかどうかを精査している段階で、これから有効か無効かを最終的に判断するという。対象者にはすでに通知が行われている。
市は3日、該当する可能性のある人に対してアプリのプッシュ通知やメールで連絡し、同日午後2時半までにアプリの利用を一時停止した。確認の結果、有効と判断されれば利用を再開される。無効となった場合は、すでに商品券を購入したり、使用したりした場合も含めて、個別に返金などの対応を進めるとしている。

トラブルが発覚した「しずトク商品券」
■「本気で再発防止に」 相次ぐミスに厳しい声も
一連のミスによって、当選資格のない人に当選通知が送られた商品券は、市外在住者の分も含めて約2000口に上る見込みだという。市は今後、この口数を確定させた上で、本来2口申し込んだにもかかわらず1口しか当選しなかった人を対象に再抽選する方針を示している。
プレミアム付き商品券は、物価高対策として自治体が発行するケースも多く、市民生活に直結する施策の1つといえる。それだけに、制度の公平性や運用の正確さが求められるが、「しずトク商品券」では短期間のうちに複数の不手際が明らかになった。
静岡市は「度々の不手際により信頼を欠くこととなり、お詫びいたします」とコメントした。トラブルが相次ぎ、市は制度のチェック体制や運用フローの見直しが問われる状況となっている。
SNSなどでは、「委託業者に損害賠償を求めるべきではないか」、「どのようなシステムで運用しているのか疑問が残る」といった指摘がある、また、「以前のしずトクでもトラブルが起きている。本気で再発防止策に取り組んでほしい」といった声もみられる。プレミアム付き商品券には市民の関心や期待が高いだけに、運用の透明性や説明責任を求める意見は少なくない。
(SHIZUOKA Life編集部)








