海水浴場も静岡県が旅行先に選ばれる理由の1つ

■1位・沖縄、2位・北海道は昨年と同じ　3位に千葉県

もうすぐ夏休み。休日の便利でお得な予約サイト「アソビュー！」が子連れで旅行したい都道府県ランキングを発表した。静岡県は4位と昨年の3位から順位を落としたものの、高い人気を誇っている。1位の沖縄県と2位の北海道は昨年と同じで、3位には千葉県が入った。

「アソビュー！」は6月中旬、18歳以下の子どもを持つ会員4516人を対象に「夏休みに旅行したい都道府県」のアンケートを実施した。1位は昨年に続いて沖縄県で、全体の14.8％を占めた。海水浴、ダイビング・シュノーケリングといったマリンアクティビティ、リゾートホテルなどが人気の理由となっている。

2位も昨年と同じ北海道。全体の10.7％となった。旭山動物園や小樽、函館などの観光地に加えて、グルメも旅行の目当てとなっている。完成したばかりのエスコンフィールドで日本ハムの試合を観戦したいという声もあった。

3位は昨年の5位から順位を上げた千葉県。今年40周年を迎える東京ディズニーリゾートに行きたいファミリーが多かった。他にも、日本では2か所の水族館でしか見られないシャチがいる鴨川シーワールドも千葉県の順位を押し上げる要因となった。

■静岡県は3位→4位　三重県がトップ10入り

静岡県は昨年の3位から順位を1つ落とした。それでも、豊かな自然は観光地としての魅力が高い。静岡県を挙げた理由には、海水浴、温泉、キャンプ、富士山などが並んでいる。トップ10は以下のようになった。

①沖縄県（14.8％）

②北海道（10.7％）

③千葉県（7.0％）

④静岡県（5.8％）

⑤長野県（4.8％）

⑥大阪府（4.7％）

⑦兵庫県（3.6％）

⑧和歌山県（3.6％）

⑨三重県（3.1％）

⑩東京都（3.1％）

■旅行意欲は上昇　傾向は国内＋リピート

旅行先を選ぶ理由は「行きたいスポットや遊びがあるから」が6割以上を占めた（複数選択可）。次いで、「以前に行ったことがあり良かったから」となり、初めての場所に旅行するよりも、リピートする傾向が強かった。

新型コロナウイルス感染拡大による制限が緩和されたこともあり、夏休みに旅行する意欲は高まっている。昨年は「旅行に行った」と回答した割合が62.8％に対し、「旅行に行かなった」は37.2％だった。

一方、今年は「旅行に行く」、「旅行に行きたいと思っている」を合わせた割合が95.8％に上った。その中で、国内旅行を選ぶ家族は96.5％を占めている。新型コロナへの警戒が強かった時期よりも海外旅行へのハードルは下がっているものの、物価高の影響もあって国内を選ぶ傾向があるとみられる。

（SHIZUOKA Life編集部）