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2024/04/23

ランナーが選ぶ日本のランニング大会100選 静岡県の大会は3つ選出 最多は長野県

4年ぶりの100選 長野から8大会選出 東京と埼玉は7大会

一般財団法人「アールビーズスポーツ財団」は昨年1年間に日本で開催された大会を対象に、参加ランナーの評価が高かった「全国ランニング大会100選」を発表した。都道府県別で最も多かったのは長野県の8大会。静岡県からは3つの大会が選ばれた。

 

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新型コロナウイルス感染拡大の影響による大会中止や、感染状況の違いで公正な評価の難しさなどから、3年間実施できなかった100選が2019年以来に復活した。アールビーズスポーツ財団は「コロナ禍を経てマラソン熱の低迷が指摘される中、人気回復に向けた運営努力がランナーから高く評価された100の大会と言えます」とコメントした。

 

今回の100選には、「みえ松坂マラソン」や「びわ湖マラソン」といった新しい大会や、川口マラソンのような歴史の長い大会も初めて選ばれた。第10回の記念大会で初選出となった「小野ハーフマラソン」の事務局は「阪神タイガースやオリックスバファローズの選手と一緒に走れるのが特徴です。50人に1人が表彰される飛び賞を設けるなど多くの人に楽しかった思い出が残る大会になるよう心掛けています」と話している。

 

都道府県別では、「長野マラソン」や「信州駒ケ根ハーフマラソン」など長野県から最多の8大会が選ばれた。次いで、東京都と埼玉県の7大会、北海道と茨城県の6大会となっている。

 

■静岡からは3大会 最高得点は「しまだ大井川マラソン」

静岡県からは3つの大会が入っている。100点満点の総合評価が最も高かったのは、島田市で開催された「しまだ大井川マラソンinリバティ」で72.2点だった。「スタッフ・ボランティア」や「大会独自の取り組み・地元色」の評価が高く、オススメポイントには「初心者向き」、「友だち・同僚と楽しめる」、「おもてなし」が挙げられた。

 

実際に参加したランナーからは「大エイドには地元の名産品がたくさん並んでいて、走る以外の楽しみもある」、「ほぼフラットなコースで自己記録を更新できた」などの意見が出た。一方、「預り所付近の導線が悪く、スタートまでの移動経路が狭いのが残念」といった感想もあった。

 

100選に入った2つ目の大会は東伊豆町で開催された「伊豆稲取キンメマラソン」。総合評価は71.2点となった。「会場の盛り上がり」や「特色あるエイドステーション」など好評な項目が多かった。オススメポイントには「おもてなし」や「自然満喫」が挙げられている。

 

参加者からは「沿道の温かい応援やもてなしが忘れられず2回目の参加。エイドも特色があるし、キンメ汁がおいしい。レース後は温泉が待っていて大好きな大会」、「制限時間が甘めに設定されていて、エイドや景色を楽しみながら走ることができた」などのコメントが寄せられた。天候に恵まれなかったこともあり「沼にはまってぐちゃぐちゃになってしまった」という声もあった。

 

3つ目は磐田市の「ジュビロ磐田メモリアルマラソン」。総合評価は70.4点だった。26回目の大会とあって「地元への浸透」が評価され、「友だち・同僚と楽しめる」、「家族で楽しめる」がオススメポイントに選ばれた。

 

ランナーからは「最後の急な坂ではボランティアの応援で力をもらった。ゴール後の飲食ブースも充実していて大満足だった」、「ジュビロのJ1昇格決定から1週間後の大会で開会式から盛り上がった」という声が上がった。一方、「自然と戦うスポーツなので仕方ないが、風が強かった」、「給水ポイントは改善が必要」という意見もあった。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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