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2025/05/14

浜松市で食中毒が拡大中 前年の1.5倍 静岡市でも急増 感染源はカンピロバクターか

■浜松市で20代女性3人が食中毒 今年に入って計150人

前年の1.5倍のペースで増えている。浜松市の飲食店で食中毒が発生した。市内では今年に入って5件目で、計150人が食中毒と診断されている。今回は「カンピロバクター」が原因とみられている。

 

静岡市では同じ店が3週間で2度の食中毒 提供されたメニューは…

 

浜松市によると、5月3日に浜名区の飲食店で焼き鳥やスープ、サラダなどを食べた20代の女性3人が下痢や腹痛などの症状を訴えた。全員の便から食中毒の原因となる「カンピロバクター」が検出された。3人ともに快方に向かっているという。この店は13日から、食中毒を防ぐ衛生状況が確認されるまで営業禁止となっている。

 

カンピロバクターの症状は下痢や発熱、嘔吐や悪寒といった他の感染型細菌性食中毒と似ているが、潜伏期間が2~5日間とやや長いところが特徴とされる。患者の大半は自然治癒するという。

 

浜松市のでは3月下旬にも、カンピロバクターによる食中毒が発生している。焼き鳥や唐揚げなどを食べたグループ8人のうち6人が下痢や発熱などを発症した。保健所が調査した結果、患者からカンピロバクターが検出された。

 

また、4月中旬には市内の別の飲食店で刺身などを食べた7つのグループで、25人が食中毒を訴えた。患者からはノロウイルスが検出されている。

 

今回発覚した浜名区の飲食店を含めると、浜松市では今年に入ってから計5件、150人が食中毒と診断されている。昨年の同じ時期と比べて3件、51人増えている。静岡市でも同様に食中毒が増加している。今年に入って6件で計164人と前年同時期の3件で計60人を大きく上回っており、例年以上に注意が必要となる。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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