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2025/07/12

「胸のサイズは?」「体の画像送って」 中学教師が卒業生に性的メッセージ 警察も捜査継続中

■静岡市の中学校に勤務 30代の男性教師が教え子とSNSでやり取り

静岡市教育委員会は7月11日、市立中学校に勤務する30代の男性教師がSNSを通じて複数の高校生に不適切なメッセージや画像を送っていたとして、調査を進めていると明らかにした。教師はSNSを通じて卒業生に胸のサイズを聞いたり、体の画像を求めたりするメッセージを繰り返していたという。

 

歯止めがかからない教え子への不適切な行為 懲戒免職処分の教師はあきれる言い訳

 

男性教師による問題が発覚したのは6月26日だった。静岡市が設けている「24時間こども若者電話相談」に保護者から「SNSで不適切なメッセージが送られてくる」と相談が寄せられた。翌27日に市教委が情報を把握し、保護者と連絡を取って聞き取りを実施。さらに、別の生徒にも被害があったことが分かり、7月1日には2人目の保護者と面談した。

 

事態を受け、市教委は7月2日に警察へ概要を伝達し、その2日後に情報提供した。7日には警察署で男性教師の事情聴取が行われ、8日に市教委も聞き取りを実施した。今も警察による捜査は継続している。

 

市教委によると、市内の中学校に勤務する30代の男性教師は教え子だった女子生徒とSNSでやり取りしていた。その中で、「体を見たい」、「会いたい」などとメッセージを送った。男性教師が自分の写真を女子生徒に送ったり、胸のサイズを聞いたりしたこともあった。

 

■「好意を感じ始めたかも」 不適切な行為認める

男性教師はメッセージのやり取りをおおむね認めているという。市教委の聞き取りに対し、「相談に乗るためにSNSで連絡を取るようになった。軽い気持ちで、コミュニケーションの言葉として使ってしまった。やり取りする中で、好意を感じ始めていたかもしれない」と話している。

 

男性教師による不適切な行動は、被害に遭った生徒はもちろん、他の生徒にも傷を残しかねない。真剣に生徒と向き合おうとしている教師への不信感につながる可能性もある。インターネット上には厳しい声が並ぶ。

 

「SNSのメッセージは証拠として残るのに、バレないと思っていたのか?毎日のように教員による性加害のニュースが流れている中、なぜ自分は大丈夫だと思うのか理解できない」

 

「相手が教師だからコミュニケーションを取っているだけなのに、教師は生徒からの好意と勘違いしてしまうのかな。30歳を超えているのに情けないし、恥ずかしい」

 

「これだけ同様の問題が相次いでいるのに、教師と生徒の個人的なやり取りを禁止できていないところに、教育委員会の甘さが出ている。私的に連絡している時点で重い処分を科すべきだ」

 

11日の夜には、男性教師が勤務する中学校で臨時の保護者会が開催された。市教委は警察との連携を図りながら事実関係を明らかにし、必要な処分を検討するとしている。また、14日から緊急サポートチームを派遣し、生徒の心理的ケアにも本格的に乗り出す。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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