2026/08/17
全国136都市の総合トップ10は? 浜松市13位、静岡市14位 シニアでは15ランク差
■「日本の都市特性評価2026」発表 総合1位は大阪市
浜松市が13位、静岡市は14位。総合順位ではわずか1つの差だった2都市だが、「誰の目線で見るか」によって順位は大きく変わる。全国136都市を対象にした調査で、シングルでは静岡市が上位に入る一方、シニアでは浜松市の指標が静岡市を上回った。
【ランキング】静岡県内の住みやすい街 1位は長泉町 トップ10の顔ぶれは?
森記念財団都市戦略研究所が「日本の都市特性評価2026」を発表した。経済・ビジネス、研究・開発、文化・交流、生活・居住、環境、交通・アクセスの6分野、87指標を使い、全国の主要都市を多角的に評価している。
総合ランキングの1位は大阪市。静岡県勢では浜松市が13位、静岡市が14位に入った。総合ランキングのトップ10は次の通り。
【日本の都市特性評価 2026 総合トップ10】
1位 大阪市
2位 名古屋市
3位 福岡市
4位 横浜市
5位 京都市
6位 神戸市
7位 札幌市
8位 仙台市
9位 金沢市
10位 広島市

浜松駅前の街並み
■シングルは静岡市が浜松市より上位 シニアは順位が逆転
今回の調査には総合順位とは別に興味深いデータがある。都市を利用する人のニーズに着目した「アクター別スコア」である。「シングル」、「ファミリー」、「シニア」、「観光客」、「経営者」、「従業者」の6タイプを設定し、それぞれのニーズに対応する指標を87指標から抽出して評価した。
「シングル」では静岡市が17位。浜松市は26位だった。「ファミリー」でも静岡市が33位、浜松市が37位となり、静岡市が上回った。ところが、「シニア」では順位が逆転する。浜松市は全国11位に入り、静岡市は26位。浜松市は総合順位よりも高い評価を得た。シニアの1位は松本市、2位は仙台市、3位は金沢市だった。
「観光客」では再び静岡市が上回る。静岡市は13位、浜松市は29位だった。全国1位は大阪市、2位は京都市、3位は横浜市となっている。

静岡市の青葉シンボルロード
■静岡市は「交通・アクセス」 浜松市は「環境」が高評価
2都市は6分野の評価にも大きな違いがある。浜松市は「環境」が全国10位となった一方、「交通・アクセス」は92位。静岡市は「交通・アクセス」が全国6位と高く、「生活・居住」は71位だった。総合順位では13位と14位でほぼ並んでいても、得意な分野は大きく異なる。
ランキングは単純に「どちらが住みやすいか」を決めるものではない。調査では多数の指標を組み合わせて都市を評価しており、重視する条件によって見え方も変わる。
シングル、ファミリー、シニア、観光客――。誰の立場から街を見るかによって順位が変わる結果からは、総合ランキングだけでは分からない静岡市と浜松市それぞれの特徴が見えてくる。
今回の調査は政令指定都市、都道府県庁所在地、人口17万人以上の都市から選定した136都市と東京23区が対象となった。静岡県からは静岡市と浜松市のほか、沼津市と富士市が入っている。
(SHIZUOKA Life編集部)








