2026/11/05
3年連続1位の豊橋が6位に転落 名古屋市以外がトップ3独占 愛知県の注目の街ランキング
3年連続で1位だった豊橋が、6位に後退した。愛知県で注目を集める街に変化が起きている。不動産情報サイト「ニフティ不動産」が発表した2026年の「注目の街ランキング」では、名古屋市外の3エリアがトップ3を独占。初めて首位に立った街がある一方、名古屋駅周辺でも順位が大きく上昇した。
「コンシャスな街」ランキング 東海4県でトップ30入りは愛知のみ 最上位の街は?

前回の3位から1位に順位を上げた「岡崎」
■愛知の注目の街ランキング 初の1位に「岡崎」
ランキングは、ニフティ不動産のウェブサイトやアプリで賃貸物件を探す人の閲覧データをもとに集計した。今年1月1日から7月31日までに閲覧された物件の所在地となる駅について、表示回数を集計・スコア化して愛知県内の注目度が高い街を順位付けしている。
今回、初めて1位となったのは、岡崎市の「岡崎」。前回3位から2つ順位を上げた。2023年から3年連続でトップだった豊橋市の「豊橋」は6位に順位を落とし、首位が入れ替わった。2位は一宮市の「尾張一宮」で、3年連続の同順位。3位には春日井市の「勝川」が入った。勝川は前回5位から上昇し、過去最高の順位となった。
【愛知県の注目の街2026 トップ10】
1位:岡崎(3位)
2位:尾張一宮(2位)
3位:勝川(5位)
4位:今池(6位)
5位:春日井(JR)(10位)
6位:豊橋(1位)
7位:藤が丘(4位)
8位:鶴舞(9位)
9位:東別院(13位)
10位:新栄町(7位)
※カッコ内は前回調査の順位

前回1位の「豊橋」は6位に転落
■名古屋市以外がトップ3 「尾張一宮」は3年連続の2位
初の1位となった岡崎は、JR東海道本線と愛知環状鉄道が乗り入れる岡崎駅周辺のエリア。JRの新快速を利用すると、名古屋駅まで約31分で移動できる。愛知環状鉄道では、新豊田駅まで乗り換えなしで行ける。駅東口には複合施設「ASTY岡崎」が開業。駅南側では区画整理が進み、5カ所の公園と4カ所の緑地を備えた住宅地が整備されている。
家賃の水準も特徴の1つだ。ファミリー向けの平均家賃を名古屋市内の「今池」と比較すると、2LDKで約6万1000円安く、3LDKでは半額以下となっている。
2位の尾張一宮は、名古屋駅までJRの新快速で約11分、岐阜駅まで約9分。名古屋と岐阜の両方面にアクセスしやすく、3年連続で2位を維持した。真清田神社へと続く本町商店街には老舗と新しい店舗が並び、一宮市は喫茶店のモーニング発祥の地としても知られる。
3位の勝川も名古屋方面へのアクセスが良い。JR中央本線の快速を利用すると名古屋駅まで約19分。駅前には約300メートルの商店街が広がり、毎月第3土曜日には「勝川弘法市」が開催されている。春日井市では子ども医療費の助成対象を通院も含めて18歳の年度末まで拡大しており、所得制限も設けていない。
■名古屋駅周辺も順位上昇 31ランクアップも
今回のランキングでは、名古屋市外の街がトップ3を占める一方、名古屋駅周辺の順位上昇も目立った。名古屋市中村区の「名古屋」は、前回56位から25位へ31ランクアップ。今回のランキングで最も大きな上昇幅となった。新幹線やJR、私鉄、地下鉄など複数の路線が集まる交通の拠点であり、駅周辺には商業施設や飲食店も多い。
名古屋駅の西側に位置する「太閤通」は、前回27位から16位に上昇した。地下鉄桜通線の始発駅で、名古屋駅までは1駅、約2分。名古屋駅西側では駅前広場の整備や歩行者空間の拡大などの再開発が進められており、将来的なリニア中央新幹線の開業による利便性の向上も期待されている。また、名古屋市東区の「大曽根」も前回28位から18位へ10ランクアップした。
岡崎、尾張一宮、勝川といった名古屋市外の街が上位に並び、名古屋駅周辺も順位を伸ばした今回のランキング。賃貸物件を探す人の関心が、都心と郊外の双方に向いている様子がうかがえる。
(SHIZUOKA Life編集部)








