2025/07/01
“映える”令和の和菓子屋 浜松市に誕生 おはぎ&おにぎりでコメ離れに挑む

浜松市にオープンした「おはぎやさん」
■米工房「おはぎやさん」 おいしいお米をリーズナブルに
懐かしさと新しさが同居する“令和の和菓子屋”が浜松市に誕生した。おはぎとおにぎりに特化した米工房「おはぎやさん」が6月27日、浜松市中央区にグランドオープン。古き良き和の文化を、現代風にアップデートした新業態として注目を集めている。
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「おはぎやさん」を運営するのは、浜松市で飲食店経営や食品製造を行う縣(あがた)商会。これまでラーメン店や唐揚げ専門店などを展開してきたが、「日本人のコメ離れが進む中、おいしいお米をもっと多くの人にリーズナブルに味わってほしい」という思いから、全く新しい“米の専門店”を立ち上げた。
店では、おはぎとおにぎりともに常時8種類ずつを用意する。使用するのは秋田県産の「あきたこまち」。玄米を静岡県内で精米し、新鮮な状態で炊き上げているという。抹茶やほうじ茶、桜の花やくるみなど、見た目も華やかな商品が並ぶ。
【主なメニュー】
<おはぎ>
・おはぎ 180円
・きなこおはぎ 180円
・桜の花おはぎ 220円
・抹茶おはぎ 230円

「おはぎ」と「きなこおはぎ」
<おにぎり>
・塩おにぎり 150円
・梅おにぎり 200円
・辛子明太子 220円
・鮭おにぎり 230円

おにぎりの種類も豊富
■18~74歳の従業員が商品開発 人気洋菓子店の店主も参加
商品開発と店づくりは18歳から74歳までの幅広い年齢層の従業員が発案し、浜松市で人気の洋菓子店「カヌレと焼き菓子の店 コムモア」の店主・桃子さんも加わった。和と洋の感性を融合させた“映えるおはぎ”は、SNSでの拡散も期待できそうだ。
店舗のあるエリアは浜松市役所の近く。落ち着いた住宅街の中にありながら、個性的な店舗が集まる注目スポットでもある。縣商会の岸本広悦代表は次のようにコメントしている。
「自分らしさが見つかるそんな場所で、人によっては懐かしかったり新しかったり、ちょっと人と違った手土産にもぴったりな令和の和菓子屋さんとして開業します。飲食店経営のスケールメリットを活かしてリーズナブルな価格帯も実現しました。おはぎやさんを通じて、おいしいお米をより多くの方に届けたいと思います」
米に関しては、コメ離れや米不足、価格高騰といったネガティブな話題が少なくない。そんな中、もう一度ごはんの魅力を見つめ直すきっかけになりそうだ。
■店舗概要
店名:おはぎやさん
住所: 浜松市中央区尾張町124-1
定休日:月曜日
営業時間:午前10時~午後4時 ※無くなり次第終了
(SHIZUOKA Life編集部)