生活に新しい一色
一歩踏み出す生き方
静岡のニュース・情報サイト

検索

情報募集

menu

2022/10/17

痛みがうれしい思い出に!?三島市が驚きのふるさと納税返礼品 寄付額は6万7000円

三島市の新たな返礼品はバレーボール選手のスパイクをレシーブ

■返礼品でバレーボールVリーグ・東レアローズ選手のスパイクをレシーブ

静岡県三島市が、ふるさと納税の返礼品で驚きの返礼品を開始する。三島市に本拠地を置くバレーボールVリーグ男子の東レアローズの選手のスパイクをレシーブできるという内容だ。好きな選手を指名し、スパイクの強さも希望を伝えられる。

 

三島市によると、東レアローズの選手のスパイクをレシーブできる返礼品は、10月下旬から開始する。この返礼品には東レアローズの試合観戦チケット(2階自由席2人分)と、前日に三島駅南口にある富士山三島東急ホテルのダブルルーム(シングルユース、別途料金で人数の追加可能。レシーブの権利は1人)宿泊がセットになっている。

 

寄付額はレシーブ体験にホテル宿泊、観戦チケットを含めて6万7000円。お土産に選手のサインが入った特別なグッズが付いている。プランは12月3日にホテルに宿泊し、4日に三島市民体育館で堺ブレイザーズ戦を観戦する。

 

三島市の6万7000円前後の返礼品では、名物うなぎの蒲焼(真空パック)6人前が6万6000円、ブランド牛「箱根西麓牛」のロースステーキ200グラム6枚入りが6万5000円となっている。

 

■ふるさと納税県内トップの焼津市 返礼品に生きたままの深海生物

静岡県のふるさと納税返礼品でユニークだったのは、焼津市のオオグソクムシ。推進150~600メートルほどの深海に生息する生き物で、見た目のインパクトから全国で話題になった。寄付額1万5000円で、生きたまま2匹を送っていた。

 

焼津市は海産物を中心に、ふるさと納税の返礼品に力を入れている。天然メバチマグロを使ったネギトロや、キハダマグロのツナ缶などが人気だ。県によると、2020年度のふるさと納税寄付件数は26万1365件、寄付受入額は52億1827万5000円で県内の市町で1位だった。

 

しかも、県内の自治体を大きく引き離している。2番目に多い浜松市でも11万1115件で、18億8754万9000円。10億円を超えているのは他に、富士宮市の16億1185万2000円、西伊豆町の15億8102万1000円、御殿場市の11億9245億9000円しかない。

 

■伊豆市は寄付額1080万円の返礼品 小山町は430万円のベッド

焼津市は昨年度、さらに寄付件数と金額を増やし、39万4060件で64億8483万1000円となっている。金額は全国の自治体で11位と、人口13万7000人ほどの市にとって、重要な税収となっている。

 

日本最大級のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」によると、焼津市の返礼品で最も高額なのは65万円。1つは、天然ミナミマグロ1本分を定期便で10回、計20キロを送るもの。もう1つはホテル松風閣の特別室4人分の宿泊券となっている。

 

他の自治体よりも、高額な返礼品が少ない。伊豆市では湯ヶ島温泉「おちあいろう」の全館貸し切り宿泊券を、寄付額1080万円の返礼品にしている。宿泊可能人数は44人までで、1泊2食付きとなっている。小山町には430万円のクイーンベッド、藤枝市は268万円の仮設トイレがある。

 

それぞれの自治体は知恵をしぼるふるさと納税の返礼品。返礼品が本来の目的ではないが、地元企業のサポートや自治体の知名度アップにつながっている。

 

(SHIZUOKA Life編集部)

関連記事