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2025/09/02

観光名所ランキング 静岡県が東海エリアで圧倒 トップ5のうち4施設ランクイン

■富士スピードウェイとMOA美術館 各部門で1位獲得

スポーツやミュージアムなど、遊びや体験をテーマにした施設のランキングが発表された。東海エリアを対象としたランキングでは、静岡県の施設も数多くランクイン。中でも、観光施設・名所巡り部門はトップ5のうち4施設が選ばれるなど、静岡県が観光地としての強さを改めて示した。

 

【ランキング】全国エリア別の幸福度 静岡県含む東海の順位は?

 

旅行情報サイト「じゃらんnet」を運営するリクルートは、2024年に人気を集めた体験施設をまとめた「じゃらん遊び・体験ランキング2024」(東海ブロック)を発表した。ユーザーから支持された施設をランキング形式にしたもので、今回が2回目となる。

 

静岡県の施設は複数の部門で1位に輝いた。ウォータースポーツとマリンスポーツを除いた「その他スポーツ・フィットネス部門」では、小山町にある「富士スピードウェイ」がトップに立った。全長4,563mの国際レーシングコースを中心に、カートコースからショートサーキットまで、様々なモータースポーツ関連施設があり、レース観戦はもちろん、クルマ遊びの場としても利用できる。

 

「ミュージアム・ギャラリー部門」では、熱海市の「MOA美術館」が1位に選ばれた。国宝や重要文化財を含む、絵画や工芸、書跡や彫刻など約3.500点を所蔵。アートに加えて、景色や食事も楽しめるところが来館者の満足度を高めている。

ミュージアム・ギャラリー部門で1位に選ばたMOA美術館(公式HPより)

■観光施設・名所巡り部門 2~5位は静岡県の施設

「観光施設・名所巡り部門」ではトップ5のうち、静岡県の施設が4つを占めた。1位の「伊勢シーパラダイス(三重県伊勢市)」に続き、2位に「掛川花鳥園」(掛川市)、3位に「下田海中水族館」(下田市)、4位に「伊豆シャボテン動物公園」(伊東市)、5位に「沼津港深海水族館~シーラカンス・ミュージアム~」(沼津市)が入った。いずれも個性豊かな展示や体験型の仕掛けで人気を集める施設だ。

 

掛川花鳥園は鳥と触れ合える体験が特徴で、下田海中水族館は海に浮かぶ水族館ならではの迫力が魅力。伊豆シャボテン動物公園は多彩な動物と自然環境を活かした展示で知られ、沼津港深海水族館は世界でも珍しいシーラカンスの展示が注目を集めている。これらの施設はいずれも、従来の「見る観光」から「体験する観光」への流れを象徴している。

 

今回の結果は、静岡県が誇る自然や海を活かした観光資源の強さを裏付けるものとなった。特に首都圏からのアクセスの良さも相まって、週末の旅行先や家族連れのレジャーとして選ばれる傾向が続きそうだ。

 

ランキングでは計12の部門を設けている。対象エリアは静岡県、愛知県、岐阜県、三重県の4県で、対象期間は昨年1月から12月まで。リクルートはランキングを通じて「地域の魅力を広く伝えてレジャー業界の進化に貢献したい」としている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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