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2025/09/07

時価4億9000万円 富士市に金とプラチナの延べ板58本寄付 匿名市民の願いとは?

■地金の寄付は初めて 富士市への寄付で過去最高額

静岡県富士市に金とプラチナの延べ板合わせて58本が寄付された。時価総額は約4億9000万円に上る。市は一般競争入札を実施して現金化する方針を示した。

 

伊豆市の土肥金山では世界最大級の金塊 7月で展示を終了したワケは?

 

富士市によると、匿名を希望する市民から金の延べ板45本(計24キロ)とプラチナの延べ板13本(計9キロ)の寄付を受けた。8月1日時点で、約4億9000万円相当になるという。貴金属の地金による寄付は初めてで、一度の寄付では今までの2億円上回って過去最高額となった。

 

寄付をした市民は「防災」、「育英奨学」、「英語教育充実」、「新病院建設」の4つを使途として希望しているという。市は防災面で富士山噴火への備えが課題となっている。また、老朽化する市立中央病院の建て替えも計画している。

 

市は現金化のため、市は一括して売り払う一般入札を実施する。入札の参加申し込みは9月5日から10月6日まで、市役所の財政課で受け付けている。参加には2500万円の入札保証金などが必要になる。市は市議会11月定例会で議決した日に落札者と売買契約し、来年度以降の事業にあてる。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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