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2022/10/21

J1残留へジュビロもエスパルスも負けられない静岡ダービー 通算成績や最多得点者は?

22日の静岡ダービーはエスパルスの本拠地で開催

■最下位ジュビロ、17位エスパルス J1残留へ負けられない一戦

これまで以上に熱い戦いが予想される。ジュビロ磐田と清水エスパルスの静岡ダービーが、22日午後4時からエスパルスの本拠地IAIスタジアム日本平で開催される。当初は1日に予定されていたが、台風15号の影響により静岡市清水区で大規模な断水が発生し、スタジアム周辺でも土砂崩れが起きたため延期されていた。

 

サッカーJ1のリーグ戦は佳境に入っている。ジュビロもエスパルスも31試合を消化し、残りは静岡ダービーを含めて3試合しかない。

 

今シーズンは両チームとも厳しい戦いが続いている。ジュビロは現在、勝ち点28でリーグ最下位。12日にアウェーで首位・横浜FMを1-0で破り、残留に望みをつないだが、J1残留の15位・アビスパ福岡とは勝ち点差6となっている。

 

一方のエスパルスは一時J2降格圏を抜け出したが、直近の4試合で1分け3敗。勝ち点を伸ばせず、アビスパ福岡と勝ち点差2でリーグ17位に沈んでいる。両チームともに、ダービーで敗れれば、J1残留が極めて厳しくなる。

 

■今季最初のダービーはエスパルスが2-1で勝利

ジュビロとエスパルスは今シーズン、リーグ戦の第2節で対戦した。ジュビロはJ2で戦っていたため、静岡ダービーは3年ぶりとなった。

 

試合は前半9分、エスパルスのMF鈴木唯人選手が先制ゴール。前半23分にジュビロのMF鈴木雄斗選手の得点で追いつかれたが、後半22分にMF中山克広選手が決勝ゴールを決めた。この勝利でエスパルスは、リーグ戦の静岡ダービーの通算成績を20勝6分け19敗とした。

 

最近10年間の成績を見ると、静岡ダービーはエスパルスがジュビロを上回っている。一方がJ1、もう一方がJ2で対戦がなかったシーズンを除き、2012年から今シーズン最初の対戦まではエスパルスの7勝1分け3敗となっている。2012、2013年は全て1点差でエスパルスが4連勝している。

 

■ジュビロがダービー8連勝した時期も 歴代最多は中山雅史氏の14得点

それでも通算成績はジュビロが勝っているのは2000年代前半までの貯金があるからだ。ジュビロは初の静岡ダービーとなった1994年4月の対戦では0-1で敗れたものの、それ以降は1996年の11月に1-2で負けるまで8連勝している。2001年から2003年にかけても5連勝しており、対戦成績を大きく引き離した時期があった。

 

この好成績の立役者となったのが、元日本代表のFW中山雅史さん。ジュビロの絶対的なストライカーとして、ダービーのリーグ戦で14得点を記録した。1999年のチャンピオンシップでも2得点をマーク。14得点のうち8得点をアウェーで記録し、エスパルスの選手やサポーターには苦い記憶を刻んでいる。

 

ジュビロは元イタリア代表のFWスキラッチもダービーで通算11ゴールを決めている。ジュビロの在籍は1994年からの4年と長くはなかったが、在籍した期間のダービーは11勝1敗とチームをけん引した。

 

クラブの歴史を背負い、意地とプライドがぶつかる静岡ダービー。J1残留に大きな意味を持つ一戦となるだけに、未来に語り継がれる内容になるかもしれない。

 

(SHIZUOKA Life編集部)

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