2026/03/09
東日本大震災から15年 避難所の「におい問題」に一手 54分で87%消臭のエチケットペーパー

消臭機能付きエチケットペーパー「めりふわ」
■厚みがあってトイレに流せる 消臭機能付きエチケットペーパー
東日本大震災から3月11日で15年を迎える。大規模災害時は避難所生活を余儀なくされる。その時、問題の1つとなるのが「におい」。室内はにおいがこもりやすく、ストレスとなる。家庭で準備する防災グッズや避難所の備蓄品に加えたいアイテムが、消臭効果のあるエチケットペーパーだ。
【写真で見る】見た目がかわいい ギフトにもピッタリなトイレットペーパー
東日本大震災から15年。この間も熊本地震や能登半島地震など、全国で大きな地震が起きている。さらに、近年は豪雨災害も各地で相次いでいる。
自宅が被災した人たちは、避難所で生活する。時には、その期間が数週間に及ぶこともある。不自由を強いられる避難所生活では、においの問題も指摘されている。小さな子どもや高齢者、ペットも集まる空間では、排泄物などのにおいがこもりやすい。
におい対策は後回しにされがちだが、大きなストレスとなる。そのストレスを軽減すると期待されているのが、エチケットペーパー「めりふわ ~メリーのやさしさ~」だ。トイレットペーパーやティッシュよりも厚みがあり、使用後はトイレに流せる水解性を持つ。片手でまとめて取り出せるため、子どもや要介護者、ペットを片手で抱えている時でも使いやすい。

アンモニアの消臭効果を実験したデータ

アンモニアの消臭効果を実験したデータ
■尿のにおいの原因 54分で87%減少させる消臭効果
そして、最大の特徴は消臭効果にある。においを検査する専門機関「環境管理センター」の実験では、「めりふわ」は尿のにおいの原因となるアンモニアを54分で約87%減らした。9時間48分後には92%減少している。
また、便のにおいのもととなる硫化水素も3時間54分後に58%、9時間54分後には97%減少したという。生ゴミ臭の成分の1つ、メチルメルカプタンは24時間でにおいが半減。いずれの実験でも、臭気成分を入れた袋の中にペーパーを入れて時間経過による変化を測定した。
昨年10月に販売を開始した「めりふわ」は、介護やペットの分野で需要が高まっている。利用者からは「おむつ用バケツのにおいが軽減した」、「犬の排せつ物処理に便利」、「トイレに置いておくだけで特有のにおいが和らいだ」といった声が寄せられている。消費者の実感は、専門機関の分析に裏付けされた形だ。
消臭効果の高さと、トイレットペーパーやティッシュと異なる特性は防災の分野でも注目されている。日常使いだけでなく、備蓄品としての活用にも適しているエチケットペーパー「めりふわ」は、災害への備えを見直すきっかけになるかもしれない。
(SHIZUOKA Life編集部)







