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2026/05/19

店からごみ袋が消えた? 静岡市も浜松市も品薄拡大 「レジ袋でもごみ出しOK」の緊急対応

■指定ごみ袋不足の臨時対応 静岡市で5月19日から開始

「いつも使っているごみ袋が、どこの店にもない」。静岡県内で今、そんな声が広がっている。静岡市では家庭用指定ごみ袋の品薄や在庫切れが相次ぎ、市は5月19日から当面の間、透明や半透明の袋でも家庭ごみを出せる臨時対応を始める。さらに、浜松市や富士市など、県内各地で“ごみ袋不足”への不安が広がっている。

 

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静岡市は18日、家庭用指定ごみ袋の不足に伴う臨時的な対応を発表した。市によると、先週から一部店舗で在庫切れが発生していたが、18日に改めて確認したところ、多くの販売店で品薄や在庫切れが起きていたという。

 

これほど一気に店頭から姿を消すと、「製造が止まったのでは」と不安になる人も少なくない。ただ、市によると、製造事業者には約3カ月分の在庫が確保されており、供給体制に大きな問題はないとしている。

 

しかし、中東情勢の悪化によって石油関連製品が不足し、「ごみ袋が買えなくなるかもしれない」という不安が広がり、一時的に購入が集中している。店頭への流通が急激な需要に追いつかなくなったことが、今回の品薄の背景にある。

 

こうした状況を受け、静岡市は19日から当面の間、通常の指定ごみ袋や認定袋に加え、透明または半透明のビニール袋でもごみを出せるようにする。レジ袋も対象となる。使用できるのは、10リットルから45リットルまでの透明または半透明の袋。紙袋や、中身が見えない黒色の袋などは使用できない。市は「家庭用指定ごみ袋を購入できない方への臨時的な措置」と説明しており、十分な枚数を持っている人には通常の指定袋を使うよう求めている。

 

また、市は「ごみ袋は20枚から50枚のセットで販売されており、週2回のごみ出しなら1セットで10〜25週間程度使える想定」と説明した。その上で、「入手困難になるとの不安から購入が集中したことで、流通が追いつかない状態になっていると推定している」として、買い急ぎを控えるよう呼びかけている。

店内には「ビニール袋入荷は未定」と伝える案内

■浜松市や県東部でも緊急措置 品薄に冷静な対応呼びかけ

こうした動きは静岡市だけではない。浜松市でも、市指定ごみ袋の品薄を受けて、18日から緊急措置を開始した。市によると、中東情勢の影響による不安の高まりなどから需要が集中し、市内の一部店舗で品切れや品薄状態が発生している。

 

浜松市では5月18日から6月30日までの間、指定ごみ袋が手に入らない場合に限り、透明または半透明で中身が見える袋の使用を認める。対象は「燃えるごみ」、「燃えないごみ」「プラスチック製容器包装(プラマーク)」としている。

 

静岡市や浜松市よりも早く、静岡県東部では同様の事態が起きている。富士市や沼津市、三島市や長泉町などは代替のごみ袋使用を認めている。

 

過去にはトイレットペーパーやマスクなどでも、“なくなるかもしれない”という不安から一時的に買い求める人が増え、品薄が広がったケースがあった。今回も各自治体は店頭在庫について「順次回復する見込み」としており、手元に十分な枚数がある人には冷静な対応を呼びかけている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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