2026/05/20
“85円おにぎり”で話題 ドンキ新業態「ロビン・フッド」 愛知と岐阜に同時オープン
■ロビン・フッド2号店と3号店 5月29日に同時オープン
“85円おにぎり”で話題を集めた新業態が、一気に店舗網を広げる。ディスカウント店「ドン・キホーテ」などを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、新業態「 ロビン・フッド」の2号店と3号店を、5月29日に同時オープンする。
ロビン・フッドの”85円おにぎり”が大人気 全国のドン・キホーテでも販売へ
新たにオープンするのは、愛知県豊川市の「ロビン・フッド豊川店」と、岐阜県笠松町の「ロビン・フッド笠松店」。いずれも既存の「ピアゴ」を改装する形で営業を始める。
「ロビン・フッド」は今年4月に愛知県あま市で1号店がオープンしたばかり。“スーパーみたいで、スーパーじゃない”をコンセプトに掲げ、食品と非食品を組み合わせた独特な売り場づくりが特徴となっている。
背景にあるのは、長引く物価高だ。食品価格の上昇が続く中、消費者の間では「少しでも安く買いたい」という生活防衛意識に加え、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する傾向も強まっている。
PPIHは、「ロビン・フッド」を単なる低価格スーパーではなく、「効率よく買えて、しかも楽しい店」として打ち出す。ユニーが持つ生鮮食品の調達力と、ドン・キホーテが得意とする非食品の品ぞろえを融合させた、新しい食品強化型業態として展開していく考えだ。

豊川店のイメージ(PPIHのリリースより)
■店舗ごとに特徴 豊川店は店長推しのオリジナル商品も
SNSなどで特に話題となったのが、“85円おにぎり”。物価高が続く中で「安すぎる」「家計の味方」といった声が広がり、注目を集めた。店舗では、価格だけではなく買い物の楽しさも重視する。プライベートブランド「ロビン・フッド」では、「安・得・速・楽(やす・とく・はや・らく)」をテーマに掲げ、商品の魅力が一目で伝わるパッケージづくりを進める。
生鮮売り場では、「味付け肉」や「骨抜き魚」、カット野菜など、時短を意識した商品を強化。共働き世帯などの需要も見込む。また、一般的なスーパーの3倍以上の売り場面積を確保する非食品コーナーでは、雑貨や日用品、キャラクターグッズなども幅広く展開。「これでイイじゃん!」をコンセプトに、買い物中に思わぬ発見がある売り場を目指す。
豊川店は、日本三大稲荷の1つ「豊川稲荷」近くに構える。周辺はスーパーやドラッグストアが集まる激戦区で、日用品の価格訴求を強化しながら、食品と非食品をまとめて購入できる利便性を打ち出す。
近隣には小中学校や高校も多く、10代向けのキャラクター雑貨やアジアンコスメも展開。総菜コーナーでは、韓国グルメ「ソトクソトク」をアレンジした「ヤンニョムソトク」などを販売する。 さらに、店長の強い希望から実現した、豊川店限定のオリジナルフレンチトーストも登場する。

笠松店のイメージ(PPIHのリリースより)
■笠松店にはエンタメコーナー “プチドンキデビュー”意識
一方、岐阜県初出店となる笠松店では、約330平方メートルの「エンタメコーナー」を設置する。駄菓子やキャラクター雑貨、カプセルトイを集め、子どもたちの“プチドンキデビュー”を意識した売り場づくりを進める。オリジナル海苔弁を作れる「おかずが選べるのり弁」コーナーや、ミニ寿司丼シリーズなども展開し、毎日来ても飽きない店を目指すという。
「ロビン・フッド」という店名は、中世イングランドの伝説に登場する義賊に由来している。「物価高で切迫する日々の暮らしを守りたい」という思いが込められているという。
(SHIZUOKA Life編集部)








