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2026/06/06

国産のはずが…実は「中国産」 少なくとも6.8トン 野菜の産地偽装で静岡市の業者に行政指導

■静岡市の「静岡促成」 中国産の白ネギを国産と偽って販売

食卓に身近な野菜の産地表示をめぐり、静岡市内の青果物卸売会社が行政指導を受けた。静岡市は6月5日、静岡促成(静岡市葵区流通センター)が販売した白ネギの一部について、原産地を事実と異なる内容で表示していたとして、食品表示法に基づく指示を行ったと発表した。

 

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静岡市によると、対象となったのは同社が販売した生鮮農産物の白ネギ。原産地が「中国産」であるにもかかわらず、「長野県産」、「青森県産」、「茨城県産」と表示し、一般用生鮮食品として小売事業者に販売していたという。

 

市は今年4月9日から5月14日までの間、食品表示法に基づく立入検査などを実施した。その結果、少なくとも昨年11月16日から12月18日までに、中国産の白ネギ5098.5キロを「長野県産」と表示して販売していたことを確認した。

 

さらに、昨年11月23日から24日までの間には、中国産の白ネギ553.5キロを「青森県産」と表示。昨年12月28日から31日までの間には、中国産の白ネギ1130キロを「茨城県産」と表示して販売していた。市が公表した数量を合わせると、対象は少なくとも6782キロに上る。

静岡促成の事務所(公式HPより)

■食品表示基準に違反 静岡市が表示是正や原因究明など要請

食品表示基準では生鮮食品を販売する際、農産物の原産地について国産品は都道府県名、輸入品は原産国名を表示することなどが定められている。静岡市は今回の行為が食品表示基準に違反するとして、静岡促成に販売している全ての食品の表示を直ちに点検することや、不適正な表示の商品は適正な表示に是正した上で販売することを求めた。

 

また、市は原因の究明と分析、食品表示に関する責任の所在の明確化、社内の品質表示チェック体制の強化、役員や従業員への食品表示制度の啓発なども指示した。講じた措置について、静岡促成は今年7月6日までに静岡市長宛てに報告する必要がある。

 

静岡促成は6月6日、自社ホームページで「食品表示法に基づく行政指導に関するお知らせ」を公表した。販売した白ネギの一部商品について原産地表示が適正に行われていなかったとして、「お客様、お取引先様をはじめ関係者の皆様には、多大なるご迷惑をお掛けしましたことを、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 

静岡促成によると、今年3月の社内調査で問題を把握した。その後、静岡市へ報告と相談を行い、行政調査に全面的に協力してきたという。再発防止策として、同社は産地表示確認体制の強化、出荷時チェック体制の強化、コンテナやバナナ箱での出荷時における表示ルールの徹底、出荷商品の写真記録の保存と管理強化、内部監査の定期実施、社員教育やコンプライアンス・倫理教育の強化を挙げている。

 

静岡促成は1976年設立の青果物卸売会社で、青果物やその加工品の卸売などを手がけている。食材の産地表示は、消費者が商品を選ぶ際の重要な判断材料となる。静岡市は、再発防止に向けた体制整備と法令順守の徹底を求めている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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