2026/06/13
夏休みの旅行先に変化 海外と国内トップ10は? 関心集める静岡県と長野県の共通点
■旅行サイトの検索データ分析 海外は近場のアジアが人気
夏休みの旅行先選びにも、物価高や猛暑の影響が表れているようだ。旅行比較サイトの検索データをもとにした人気旅行先ランキングで、海外は近場のアジア圏が上位に入った。国内では、長野県と静岡県の検索数が大幅に伸びている。
観光客が殺到する富士山撮影スポット 「特にマナーが悪いのは…」
旅行比較サイト「トラベルコ」を運営するオープンドアは、今年7月から8月の夏休み期間を対象に、海外・国内の人気旅行先ランキングを発表した。ランキングはサイト内の検索データをもとに算出したもので、実際の予約数を示すものではない。
海外の人気旅行先ランキングでは、韓国のソウルが1位となった。2位には台湾の台北、3位にはハワイのホノルルが入った。
【2026年夏休み 人気海外旅行ランキング】
1位:ソウル
2位:台北
3位:ホノルル
4位:バンコク
5位:シンガポール
6位:釜山
7位:グアム
8位:ダナン
9位:香港
10位:バリ島
海外旅行では、近距離のアジア圏に関心が移っている傾向が見える。5月の検索データでは、台北が前月の3位から2位、釜山が7位から6位、香港が12位から9位に順位を上げた。これに対し、燃油サーチャージ改定を受けて、ホノルル、グアム、ロサンゼルスが順位を落としている。旅行費用を抑えながら海外旅行を楽しもうとする傾向が表れた形だ。

首都圏からアクセスの良い熱海は県内有数の観光地
■長野県と静岡県トップ10入り 検索数が大幅アップ
国内の人気旅行先ランキングでは、1位が沖縄県、2位が北海道、3位が東京都だった。静岡県は9位に入り、前年同時期と比べた検索数は112%に伸びた。8位の長野県も検索数が126%に上昇し、「首都圏から短時間でアクセス可能な利便性」や「宿泊施設の相次ぐ新規開業や大規模リニューアル」が共通点に挙げられている。
【2026年夏休み 人気国内旅行ランキング】
1位:沖縄県
2位:北海道
3位:東京都
4位:大阪府
5位:福岡県
6位:鹿児島県
7位:千葉県
8位:長野県
9位:静岡県
10位:長崎県

観光客に人気が高い下田市の白浜海岸
静岡県は、熱海や伊豆を中心に、海のリゾートとして注目されている。海水浴やマリンレジャーに加え、海鮮、温泉などを組み合わせて楽しめることが特徴だ。首都圏から新幹線や車で移動しやすく、短期間の旅行先としても選びやすい。
県内には、熱海や伊豆半島の温泉地、海沿いの観光地、駿河湾の海の幸、富士山を望む景観など、夏休みの旅行と相性の良い素材がそろう。遠方への旅行費用が気になる中で、移動距離を抑えつつ非日常感を味わえる地域として、検索段階での関心が高まっていると言える。
長野県は、軽井沢や白馬を中心に、高地ならではの涼しさを求める「避暑・山のリゾート」として関心を集めている。猛暑が予想される夏に、移動の負担を抑えながら自然の中で過ごしたい需要と重なっているとみられる。
今年の夏休みは、海外では近場のアジア、国内ではアクセスしやすい避暑地やリゾートに視線が向いている。物価高や燃油サーチャージ、猛暑といった条件を踏まえながら、費用や移動時間、過ごしやすさを重視して旅行先を選ぶ動きが広がっている。
(SHIZUOKA Life編集部)








