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2026/10/29

「人」より「お金」が動いた 静岡県の旅行消費額は過去最高9605億円 買物と飲食がけん引

静岡県の観光では、人数の伸び以上に「使われたお金」が増えた。2025年度の観光交流客数は前年度から1.2%増にとどまった一方、2025年の県内旅行消費額は11.3%増え、過去最高を更新した。特に買物代と飲食費の伸びが目立っている。

 

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■観光交流客数1億4205万人 前年から171万人増加

静岡県が発表した「令和7年度 静岡県の観光交流客数及び旅行消費額」によると、2025年度の観光交流客数は1億4205万人。前年度の1億4034万人から171万人増えた。

 

内訳では、観光レクリエーション客数が1億2149万人で0.5%増えた。宿泊客数は2057万人で、前年度の1950万人から5.5%増加。資料に掲載された2021年度以降、宿泊客数は毎年度増加している。

 

人の動き以上に大きく伸びたのが、県内で使われた金額だ。2025年の県内旅行消費額は9605億円。前年の8627億円から978億円増え、11.3%の増加となった。

 

買物代と飲食費も大きく伸びた。買物代は1448億円から1825億円へ26.0%増、飲食費も1368億円から1676億円へ22.6%増となった。娯楽等サービス費は519億円から622億円へ19.8%増、宿泊費は3134億円から3350億円へ6.9%増加した。一方、交通費は1746億円から1592億円へ8.8%減少した。

 

旅行消費額を日本人と外国人に分けると、日本人は8909億円で12.1%増、外国人は696億円で2.5%増だった。外国人の買物代は236億円で、前年の237億円とほぼ同じ水準となった。

 

■観光交流客は地域差 伊豆地域や奥大井地域で増加

地域別では、伊豆地域の観光交流客数が4070万人で2.6%増加した。このうち宿泊客数は1106万人で5.4%増。県は大型宿泊施設のリニューアルなどを背景に挙げている。

 

観光交流客数の伸び率が最も大きかったのは西駿河奥大井地域で、1152万人と9.0%増加した。観光施設の周年事業や地域の祭りなどを背景に、観光レクリエーション客数が9.8%増えている。西北遠地域では、宿泊客数が248万人と16.8%増加。県はアニメツーリズムの推進などを要因としている。

 

一方、中東遠地域の観光交流客数は1545万人で7.0%減少。駿河地域も2287万人で1.4%減った。富士地域では観光交流客数が2.7%増えたものの、宿泊客数は273万人で1.6%減少している。県の資料では、これらの減少要因は示されていない。

 

2025年度の観光交流客数は1.2%増、2025年の旅行消費額は11.3%増となった。集計期間は異なるものの、県内観光をめぐっては、客数だけでは見えない変化が数字に表れている。

 

(SHIZUOKA Life編集部)

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