熱海名物の1つ熱海プリン（公式HPより）

■熱海富士の化粧まわしで話題　地元の名物プリン

熱海市出身の熱海富士は惜しくも優勝は逃したものの、大相撲秋場所を盛り上げた。その活躍とともに話題となったのは愛らしい化粧まわし。地元の名物「熱海プリン」がデザインされている。1日5000個売れる時もある人気商品となっている。

熱海市は首都圏から近い人気の観光地で、週末や長期休みは世代を問わず多くの人が訪れる。温泉やビーチ、日本屈指のパワースポットと言われる来宮神社などが観光スポットとなっている。

地元名物の1つは、カバがデザインされた牛乳瓶の容器が特徴の「熱海プリン」。1日5000個売れるとこもある人気商品で、熱海富士の好物でもある。

熱海プリンは、じっくり丁寧に蒸し上げ、固すぎず柔らかすぎない絶妙なバランスに仕上がっている。プリンはわずかな湿度や気温に影響されるほど繊細で、おいしさを保つには毎日の変化を見極める必要があるという。素材の味を最大限に引き出すため、シンプルな材料で1つ1つ手作りしている。

容器にデザインされているカバは、熱海を表現している。熱海の温泉は塩分が多く、体を温めて疲れを癒すとされる。そこで、塩が好きなカバをプリンのモチーフにしたという。

熱海プリンは豊富なメニューも人気の理由となっている。静岡県産のイチゴのピューレでつくった「いちごのプリン」や、健さんの抹茶を使って上品な苦みとコクのある味に仕上げた「静岡抹茶プリン」。「風呂（ふろ）まーじゅプリンベリーberry」は、真っ白で濃厚なチーズプリンに甘酸っぱいベリーのソースをかけて味わう。

その他にも、ほろ苦い特製カラメルゼリーとプリンシェイクを合わせた「のむプリン」、プリンをまるごとアイスにした「熱海プリンのアイス」、ふわふわのスポンジケーキの真ん中にカスタードと生クリームでつくったプリン風クリームがたっぷり入った「プリームケーキ」など、見た目も味も楽しめるラインナップがそろっている。

若者を中心に人気を集めている熱海プリン。熱海富士の活躍で年配の相撲ファンにも認知され、需要が一層高まりそうだ。

（SHIZUOKA Life編集部）