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2023/07/04

静岡県内の国会議員所得 トップは週刊誌報道の衆院議員 県議の最多は7254万円

国会議員の昨年の所得が公開

■県内国会議員の所得平均1965万円 首位は吉川赳氏の2899万円

衆参両院の国会議員の昨年1年間の所得が公開された。静岡県内の国会議員17人の平均は1965万円だった。トップは週刊誌報道で自民党を離党した無所属の吉川赳衆院議員で2899万円だった。県議の平均は1559万円。最も多かったのは自民改革会議の杉山盛雄県議で7254万円となっている。

 

公開された報告書によると、国会議員全体の所得の平均は2156万円だった。前年から99万円減り、4年連続の減少となった。トップは自民党の中西健治衆院議員の1億4730万円。JPモルガン証券の元副社長だったことから、同社の関連株で1億2894万円の配当があった。

 

1億円を超えたのは、中西衆院議員と自民党の伊藤忠彦衆院議員の2人。伊藤衆院議員は名古屋市にある土地の売却で9800万円を報告している。岸田文雄首相は3864万円で全体の23位だった。

 

静岡県内選出の国会議員では、未成年との飲酒が報じられて自民党を離党した吉川赳衆院議員が首位となった。企業の顧問報酬やコンサルタント料などを計上し、所得は2899万円だった。

 

吉川衆院議員に次いで所得が多かったのは、静岡7区選出の自民党・城内実衆院議員。講演料や不動産賃料を報告し、2116万円となっている。衆参合わせて17人の国会議員の平均は1965万円だった。

 

■県議の所得平均1559万円 トップは杉山盛雄氏の7254万円

県議の所得は平均1559万円で前年より22万円増えている。公開の対象となったのは、昨年1年間を通して在職し、今年4月1時点で県議だった66人。最も多かったのは沼津市選出で自民改革会議の杉山盛雄県議で7254万円。給与所得3104万円、配当所得が3097万円、不動産所得が1009万円などとなっている。

 

所得が3000万円を超えたのは杉山県議を含めて4人。島田市・川根本町選出で無所属の桜井勝郎県議3738万円、浜松市西区選出で自民改革会議の鈴木啓嗣県議3577万円、焼津市選出で自民改革会議の良知淳行県議3336万円となっている。

 

また、知事や市長の所得も公開され、川勝平太知事は2261万円だった。県内の市長で最も所得が多かったのは、不動産所得405万円を計上した袋井市の大場規之市長で2096万円となっている。静岡市の難波喬司市長と浜松市の中野祐介市長は今年4月の市長選で初当選したため、今回は報告の対象外となっている。県議と川勝知事の報告書は静岡県庁、市長と市議の報告書は各市役所で閲覧できる。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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