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2023/08/22

”レッサーパンダの聖地”日本平動物園で2年ぶりに赤ちゃん誕生 9月に映像公開へ

誕生したレッサーパンダの赤ちゃん(7月18日に日本平動物園撮影)

■静岡市立日本平動物園 2頭誕生して1頭は死亡

“レッサーパンダの聖地“と言われる静岡市立日本平動物園で、2年ぶりにレッサーパンダの赤ちゃんが生まれた。一般公開は11月頃を予定しているが、9月に開催する「レッサーパンダFESTIVAL2023」で一足早く映像が公開される。

 

静岡市と日本平動物園によると、7月9日にメスの赤ちゃん2頭が誕生し、1頭は25日に肺炎で死亡した。もう1頭は順調に成長している。これで、日本平動物園で飼育するレッサーパンダは9頭となった。

 

最も一般的なシセンレッサーパンダは、世界で飼育されている7割を日本が占めている。そして、日本平動物園は全国の動物園などで飼育されているシセンレッサーパンダの血縁関係などを把握して適切な繁殖計画を立てていることから、“レッサーパンダの聖地”と呼ばれている。

 

中国南部やネパールなどに生息するレッサーパンダは絶滅危惧種に指定されており、2500~1万頭が生息していると言われている。日本では約270頭が飼育されている。冬が繁殖期で夏に出産。母親だけが子育てをする。

 

レッサーパンダの赤ちゃんは生後3か月ほどで巣穴から出て歩き始め、生後1年までには母親から離れて単独で暮らし始める。日本平動物園では、今回生まれた赤ちゃんが生後約3か月となる秋頃に一般公開を予定している。

 

ただ、その前に赤ちゃんの姿を見るチャンスがあるという。9月16日の国際レッサーパンダデーに合わせ、日本平動物園では9月2日から10月1日まで「レッサーパンダFESTIVAL2023」を開催。イベント期間に、巣箱に設置したカメラで撮影した赤ちゃんの映像を公開する。その他にも、レッサーパンダの解説パネルの展示や国際レッサーパンダ限定缶バッジの販売などを計画している。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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