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2023/09/02

プロ志望届の提出者一覧公開 初日は静岡県から高校生2人 最速147キロ右腕ら

■静清・佐山投手と浜松学院・加茂投手がプロ志望届提出

日本高等学校野球連盟と全日本大学野球連盟は1日、公式ホームページでプロ志望届を提出した選手一覧の公開を始めた。高校生18人、大学生2人が公表され、静岡県の高校からは2人が公示された。

 

高校生や大学生がNPBドラフト会議で指名を受けるには、それぞれ日本高野連と全日本大学野球連盟へのプロ志望届提出が求められている。提出者は各ホームページで公開され、順次更新される。

 

公開初日となった1日、日本高野連は18人の選手を公示した。今春のセンバツに出場した東海大菅生(西東京)の大型右腕・日当直喜投手や、最速151キロを誇る幕張総合(千葉)の右腕・早坂響投手らとともに、静岡県の高校からは静清の佐山蒼空投手と浜松学院の加茂昇真投手の2人が名を連ねた。

 

佐山投手は身長182センチ、体重75キロ。しなやかなフォームから、最速147キロの直球を武器にする右腕。今夏の第105回全国高校野球選手権記念静岡県大会では2回戦の掛川西戦に先発。5回4失点と思い通りの投球ができず、チームは4-6で敗れた。

 

佐山投手は4回まで1安打無失点と好投したが、5回に5本の安打を許して4点を失った。3回にライナーが左ふくらはぎに直撃した影響で「足に踏ん張りがきかず制球できなかった」と試合後に話している。降板後は中堅に守備位置を変え、5番打者としては2安打を放っている。

 

加茂投手は身長177センチ、体重85キロの右腕。140キロ近い直球に5種類の変化球を組み合わせる。東海大相模のエースとしてセンバツで準優勝し、近鉄でプレーした吉田道監督から指導を受けて、高校入学後に急成長している。

 

今夏の大会では静岡商との初戦に先発して、6回1/3で6失点。持ち味の制球力を欠いて、12本の安打を許した。チームは3-6で敗れている。

 

■昨年は高校生2人がプロ志望届 ともにドラフトで指名

昨年は静岡県の高校から2人がプロ志望届を提出した。常葉大菊川の安西叶翔投手は日本ハムにドラフト4位で指名され、富士宮東の勝又琉偉内野手はロッテに育成3位で入団した。

 

1日に公表された全日本大学野球連盟のリストには、慶応大の広瀬隆太内野手と桜美林大の小出修平投手の名前が入った。プロ志望届は高校、大学ともにドラフト会議の2週間前となる10月12日が提出期限となっている。提出した選手がドラフトで指名される対象となる。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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