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2023/09/08

テーブルや碁盤 三島市が粗大ごみをフリマで販売 2万円で落札されたのは意外なセット

フリマを活用した粗大ごみの販売を始めた三島市

■メルカリShopsに出品 静岡県内の自治体では初めて

三島市が日本最大級のフリーマーケットアプリ「メルカリ」を通じて、粗大ごみの販売を静岡県の自治体で初めて開始した。市の課題となっているごみの減量につなげる目的で、ガラステーブルやベビーカーなどを出品した。すでに落札された商品もある。

 

三島市によると、市民1人当たりのごみの排出量は、人口10万人以上の県内自治体の中で4番目に多い。ごみの排出量は減少傾向にあるが、市の最終処分場の残余容量がひっ迫していることから、まだ使用できる粗大ごみを事業者が出品できる「メルカリShops」で販売すると決めた。静岡県内の自治体では初めて、全国では7番目になるという。

 

市は回収した粗大ごみの中から使用できる物を選び、「メルカリShops」に出品する。市からの配送は行わないため、購入者は三島市清掃センターで引き取る。引き取る際に、商品の購入を確認できる情報や購入確定時のメールを提示が必要になる。

 

初回はガラステーブル、ベビーカー、碁盤などが出品されている。すでに落札されているものもある。ベビーカーは2000円、碁盤は1000円。臼と杵のセットは2万円で購入されている。売上から手数料を引いた9割が三島市の収益となり、ごみ処理費用に充てられる。

 

メルカリは7月に開始から10周年を迎え、月間利用者数は2200万人を超える。累計出品数は30億品を突破した。三島市はメルカリでの粗大ごみ販売を通じて、ごみの減量に加えて、循環型社会の推進やリユース意識の醸成を図るとしている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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