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2023/09/19

首都圏の若者4割が「実際に地方で暮らしたい」 理想の場所トップ5 静岡県は何位?

移住先として人気のある静岡県

■理想の地方暮らし 北海道が1位、静岡県は4位

ふるさと納税事業などを展開するトラストバンクが、首都圏に住む若者の地方に対する意識調査を実施した。全体の半数近い49.3%が地方暮らしに憧れ、そのうち79.0%が実際に地方暮らしをしてみたいと回答。全体の約4割が地方での暮らしを現実的なビジョンとして描いていることが明らかになった。

 

調査は首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)に住む15歳から29歳までの男女919人を対象に実施された。「地方で暮らすことに憧れるか?」との問いに対して、16.2%が「とても憧れる」、33.1%が「まあま憧れる」と回答した。地方暮らしに憧れると答えた人のうち、「はい」は79.0%で、「いいえ」の4.9%を大きく上回った。残りの16.1%は「どちらとも言えない」としている。

 

地方暮らしのスタイルに関する質問では、「完全移住」が47.5%で最も多く、次いで「短期間の移住」が22.1%、「都心にも自宅を持つ二拠点生活」が21.2%となった。「理想の暮らしが実現できそうな場所」のトップは北海道で、静岡県は4位に入った。

 

①北海道 9.9%

②沖縄県 7.5%

③長野県 6.6%

④静岡県 4.9%

⑤福岡県 4.2%

※東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県を除く

 

■プライベート重視が54% 仕事の12%に大差

人生において「仕事でのキャリアアップ」と「プライベートの充実」、どちらを大切にするかについては、プライべートとの充実が54.5%、仕事でのキャリアップの12.5%に大差をつけた。両方は25.0%だった。

 

良い仕事の条件は「収入が高い」が53.3%でトップ。「楽しさ・やりがいを感じる」が47.9%、「働きやすい」が46.2%と続いた。「地位・名声を得られる」は2.7%、「周囲から一目置かれる」は2.0%で、かつては重視されていた会社のブランドや出世は、今の若者を引きつける要素になっていない現実が浮き彫りになった。

 

新型コロナウイルスの感染拡大で地方移住への関心は高まった。テレワークを進めて住む場所を問わない働き方を推進する企業がある一方、行動制限の緩和に伴って元の働き方に戻る企業もある。実際に地方移住をイメージしている若者の割合を考えると、決められた時間に出社を義務付ける旧態依然で柔軟な働き方ができない企業は取り残されるリスクがある。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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