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2023/10/21

“聖地”日本平動物園 レッサーパンダの赤ちゃん公開 命名者には記念品贈呈

一般公開されるレッサーパンダの赤ちゃん(日本平動物園HPより)

■2年ぶりに赤ちゃん誕生 10月24日から一般公開

静岡市の日本平動物園で10月24日からレッサーパンダの赤ちゃんが公開される。名前の応募も同時にスタートし、命名者には記念品が贈られる。日本平動物園は全国の動物園にいるシセンレッサーパンダの種別計画管理を担っており、「レッサーパンダの聖地」と呼ばれている。

 

日本平動物園では7月、オスのニコとメスの和(かず)の間にメスの赤ちゃんが生まれた。この赤ちゃんの一般公開を10月24日から開始する。公開場所はレッサーパンダ飼育棟で、公開エリアの室内展示室と非公開エリアの巣箱を自由に行き来している環境になる。赤ちゃんレッサーパンダの行動によっては、見られない時間帯があるという。

 

この赤ちゃんは普段は怖がりだが、好奇心旺盛な一面もあるという。作業中の飼育員が動かした竹などに鳴き声を上げて威嚇し、静かにしていると近づいて来ることが多い。

 

動物園では同じ日に、この赤ちゃんの名前の募集も始める。応募方法はウェブと専用用紙の2種類。ウェブ申し込みはレッサーパンダ飼育棟前にある二次元コードから応募フォームを開いて、命名と理由、住所氏名などを入力する。専用用紙はレッサーパンダ飼育棟前に設置されている記載台にある用紙に必要事項を記載して応募箱に入れる。

 

日本平動物園は、応募の中から命名理由や呼びやすさ、応募数やレッサーパンダらしさなどを総合的に判断して名前を決定する。応募は11月26日までで、命名者には記念品が贈られる。

 

日本平動物園では7月9日、2年ぶりにメスの赤ちゃん2頭が誕生した。1頭は約2週間後に肺炎で死亡したが、もう1頭は順調に育っている。この赤ちゃんを含め、園には現在9頭のレッサーパンダがいる。

 

レッサーパンダは「シセンレッサーパンダ」、「ネパールレッサーパンダ」と2つの亜種が存在する。日本で飼育されている約260頭は大半がシセンレッサーパンダ。日本平動物園は全国の動物園で飼育されているシセンレッサーパンダの血縁関係などを把握して適切な繁殖計画を立てているため、「レッサーパンダの聖地」と呼ばれている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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