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2023/11/23

広瀬すずさんが特別ゲスト 「一緒の船に乗っていける存在に」 30日まで難民映画祭

難民映画祭の開幕イベントで登壇した広瀬すずさん(国連UNHCR公式HPより)

■「難民の方々も同じように人生があり希望がある

特定非営利活動法人「国連UNHCR」が、難民をテーマにした映画を通じて支援の輪を広げる「難民映画祭」を開催している。映画祭の開幕イベントにゲストで登場した静岡市出身の女優・広瀬すずさんは「難民の方々も私たちと同じように人生があり希望があることを、この映画を通して知っていただけたらと思います」と呼びかけている。

 

18回目を迎えた難民映画祭は、世界各地で現在起きている難民問題に焦点を当てた映画祭で、今回は6本のドキュメンタリーが上映されている。日本初公開の作品も含まれている。

 

映画の鑑賞方法は都内の会場とオンラインの2種類。会場は23日が在日カナダ大使館のオスカー・ピーターソンシアター、25日はシダックスカルチャーホールとなっている。オンラインは11月30日まで毎日、鑑賞できる。チケット販売サイト「Peatix」から作品を選んで申し込めば、1作品から楽しめる。

 

6日に開催された映画祭の開幕イベントには、静岡市出身の女優・広瀬すずさんが招かれた。広瀬さんは昨年、ウクライナ復興支援プロジェクトを立ち上げた。イベントでは個人で企画したクラウドファンディングで1100万円以上を集めたことに触れ、「表に立つお仕事をさせていただいているからこそ、1人でも多くの方に知っていただける、そして一緒の船に乗っていけるような存在になればいいなと思うことが多々あります」と語った。

 

難民映画祭の作品を鑑賞し、その生き方に勇気をもらったという。広瀬さんは「難民の方々も私たちと同じように人生があり希望があることを、この映画を通して知っていただけたらと思います。同世代の皆さんは行動に移すことが難しい部分もあると思いますが、難民映画祭や私自身を通して、色んなことを1人でも多くの方に届けたいです」と訴えた。

 

「UNHCR」は国連難民高等弁務官事務所の略称で、1950年に設立された国連の難民支援機関。紛争や迫害によって故郷を追われた難民・避難民を国際的に保護・支援している。寄付やイベントを通じて資金を調達し、活動を続けている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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