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2023/12/28

今年の漢字 静岡県知事が選んだのは?静岡・浜松の市長は?静岡選出の大臣は?

■川勝知事は「脱」 理由に熱海土石流の警戒区域解除や脱コロナ

2023年も残り残り3日。静岡県の川勝平太知事や静岡、浜松の両政令市の市長、衆院静岡1区選出の上川陽子外相が今年の漢字を選んだ。川勝知事は「脱」を挙げ、前向きな理由を並べた。

 

年末の定番となっている今年の漢字。京都市の清水寺で発表される“本家”は「税」だった。1年を通じて増税が議論され、定額減税やインボイス制度といった税に関する話題が多かったためだという。

 

静岡県内の首長も今年の漢字を発表した。川勝知事が26日の定例会見で色紙に書いたのは「脱」。その理由を、こう述べた。

 

「9月1日に熱海土石流の警戒区域が解除された。1日も早い生活再建に向けて一歩踏み出せた」

 

また、新型コロナウイルス感染拡大による行動制限が緩和され、脱コロナが地についてきたこと。静岡県が開催都市となった東アジア文化都市事業も理由に挙げ「47都道府県の代表となり、日本の文化の顔として恥ずかしくない1年だった。ローカルからナショナルに脱したと言える」と力を込めた。

 

■静岡市の難波市長は「創」 浜松市の中野市長は「初」

静岡市の難波喬司市長は「創」を選んだ。市長選への出馬を表明した昨年11月から繰り返し口にしてきた「共創」から1文字を取った。市長就任後に新しい組織を創ってきたと説明し「社会と連携して、いい社会をともに創っていきたい」と話した。

 

浜松市の中野祐介市長は「初」を選択した。今年5月に自身初の選挙となる市長選に出馬して当選。初めての経験ばかりの1年だったと振り返った。また、「初心忘るべからず」を座右の銘としていることを明かし、「今年の初心を忘れないように取り組みたい」と来年以降へ気持ちを新たにした。2024年1月1日から始まる行政区再編に関しても「初めてがやってくる。浜松市のコミュニティや自治の力を生かしていきたい」と意気込んだ。

 

衆院静岡1区選出の上川陽子外相は、しなやかさを意味する「靭」を挙げた。パレスチナ問題など国際情勢が大きく変化していることから「日本の国益を守るには、強さとともに柔軟性、しなやかさが不可欠」と説明した。2024年の外交についても「グローバルサウス(新興国・途上国の総称)の成長を取り込み、より強く、よりしなやかな経済力で世界に存在感を示す」と力を込めた。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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