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2024/03/22

静岡県内の落とし物 現金は過去最多5億2744万円 県警は検索ページ設置

■現金の落とし物8.4%増加 物品も6.5%増の54万6278点

静岡県警は落とし物として届いた現金が昨年、5億2744万円に上ると発表した。現在の集計方法に変わった2007年以降で最も多かった。物品も前年から6.5%増加して54万6278点となった。

 

静岡県警は毎年、警察署や交番・駐在所に届けられた遺失物・拾得物の状況をまとめている。2023年は現金が5億2744万円で、前年より8.4%増えて過去最多を更新した。

 

県警によると、「特定施設占有者」と呼ばれる公共交通機関や店舗などが保管する現金を含めて、全体の65.0%を占める3億4730万円は持ち主に返還された。持ち主が判明せず、落とし物を拾った人も所有権を放棄するなどした現金は3852万円に上り、静岡県に帰属した。現金以外の拾得物には、犬や鳥、トカゲやヤギといった動物もある。

 

県内では過去10年、落とし物の数が増加傾向にある。ライフスタイルの変化によって持ち物が増えたことが一因とされている。昨年は新型コロナウイルス感染拡大による行動制限が解除されたことから、増加率も高くなったとみられる。

 

警察が落とし物の保管する期間は届けられてから3か月間で、期限を過ぎる前に警察に問い合わせしなければ受け取れない。受け取りは落とし物を保管している警察署の会計課窓口となる。

 

県警では届出のあった落とし物を公表し、「落とし物検索ページ」を設けている。落とした日時や場所などを入力すると、該当する落とし物が表示される。自分が紛失したものが見つかった場合、問い合わせ先の警察署に連絡する。

 

★静岡県落とし物検索

www.sp-ishitsu.jp

 

SHIZUOKA Life編集部)

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