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2024/04/12

話題の映画やアニメ・大河ドラマの舞台 年間撮影323件 浜松市のロケ地マップ完成

アニメ「夢見る男子は現実主義者」の舞台となったアクト通り

■ロケーションジャパン大賞 2023年度にグランプリ獲得

浜松市内で撮影された作品と場所を紹介する「はままつロケ地マップ2024」が完成し、市内各所で配布している。アカデミー賞を受賞した「ゴジラ-1.0」や現在上映中の映画「変な家」のロケ地などが紹介されており、グルメや景色を楽しみながら作品に登場する場所を周遊できる。

 

浜松を代表する食べ物や場所をモチーフにした浜松アクリルキーホルダーも話題

 

浜松市は映画やドラマ、CMやPVなどの撮影誘致を支援し、2023年度は323件の撮影が行われた。全国規模の撮影は過去最多の114件に上った。撮影日数は340日で2年連続300日に到達した。

 

今年2月にはNHK大河ドラマどうする家康に関連した官民連携の取り組みが評価され、「第14回ロケーションジャパン大賞」を受賞した。ロケーションジャパン大賞はロケ地とグルメをテーマにした雑誌「ロケーションジャパン」が、その年に最も地域を盛り上げ、まちを沸かせた作品と地域を表彰している。全国の自治体がノミネートされる中、浜松市がグランプリに輝いた。

 

浜松市は作品のファンらがロケ地を訪れる「聖地巡礼」を楽しめるように、「はままつロケ地マップ」を制作した。マップでは市内70か所の主要ロケ地をピックアップ。遠州灘・浜名湖・まちなかとエリアを分け、ロケ地の概要を紹介説明している。また、食べる・見る・遊ぶのカテゴリーで市内のオススメスポット3か所も紹介している。

映画「ゴジラ-1.0」のロケ地となった浜名湖

■映画「ゴジラ-1.0」や「私のお母さん」も撮影

例えば、静岡県の御前崎から愛知県の伊良湖畔まで約117キロに渡る「遠州灘海岸」では、映画「ゴジラ-1.0」でゴジラが人間と対峙する海上のシーンが撮影された。白青松の美しい景観が特徴で、他にもNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」やアニメ「ゆるキャン△SEASON2」などの舞台にもなっている。

 

浜名湖エリアの「はままつフラワーパーク」は、井上真央さん主演の映画「私のお母さん」のロケ地だった。約3000種類の植物が植えられており、四季折々の花を楽しめる。特に、「サクラとチューリップの庭園」が有名。現在は浜名湖花博2024の会場となっている。

 

まちなかエリアにある「アクト通り」は、アニメ「夢見る男子は現実主義者」で主人公たちの通学路で描かれた。浜松駅から近い中心市街地にありながら、無電柱化された広い歩道や美しい街路樹が市民の憩いの場となっている。その他にも、「浜松城公園」はNHK大河ドラマ「どうする家康」、市内一の繁華街「有楽街・肴町」は映画「新宿スワン」や「唐人街探偵 東京MISSION」のロケ地に選ばれた。

 

はままつロケ地マップ2024は浜松市役所の観光・シティプロモーション課や浜松駅構内にある浜松市観光インフォメーションセンターなどで配布されている。はままつフィルムコミッションのホームページからダウンロードもできる。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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