2026/06/26
3度目のミス発覚 浜松市のプレミアム商品券 1万1403人に「誤った郵便局名」
■4万人のうち1万1403人 希望と異なる郵便局名を表記
1度なら仕方ない、2度なら問題だ。では、3度目はどう受け止めればいいのか。浜松市が進めるプレミアム付商品券をめぐり、またミスが発覚した。市と受託事業者の日本旅行浜松支店は会見を開いて謝罪する事態となった。
死亡した人にも当選通知… 繰り返しミスが発生 浜松市のプレミアム付商品券
浜松市によると、商品券の当選者に郵送する購入引換券について、当選者が商品券の購入先として希望した郵便局とは別の郵便局名を記載するミスが起きた。対象は、電話で紙商品券を申し込んだ約4万人のうち1万1403人。本来は申し込み時に希望した郵便局名を購入引換券に記載する必要があったが、当選者の住所から最寄りの郵便局を割り当てたデータを使って印刷したため、希望とは異なる郵便局名が記されたケースが生じた。
ただ、誤った郵便局名が記載されていても、商品券が購入できなくなるわけではない。浜松市の公式サイトでは、手元の購入引換券に記載された郵便局名が申し込み時の希望と異なっていても、申し込み時に希望した郵便局で購入できると説明している。
購入の際は、購入引換券、購入代金、本人確認書類を希望した郵便局に持参する。代理人が購入する場合は、代理人の本人確認書類も必要となる。

浜松市が発行するプレミアム付商品券の見本
■1度目は宛名、2度目は印字漏れ 今回で3度目のミス
浜松市のプレミアム付商品券をめぐっては、今回のミスが初めてではない。これまでにも、当選メールの宛名誤りや当選口数の印字漏れが明らかになっていた。
当選メールのミスでは別の当選者名を記載して送信したほか、転出や死亡などで要件を満たさない人に当選通知を送っていた。当選口数についても印字漏れが判明して再発行することになったため、配送が遅れる事態となっていた。
そして今回、購入引換券をめぐって新たに郵便局名の誤記が判明した。市によると、特定のチームに業務負荷が集中していたことや、チェック体制が十分に機能していなかったことなどが背景にあるという。
市は受託事業者に対し、業務体制の見直しや原因分析を求めている。受託事業者側は第三者によるクロスチェックを徹底するなど、再発防止に取り組むとしている。
■コールセンター混雑 電話がつながりにくい時間帯も
商品券をめぐる問い合わせも続いている。公式サイトでは、コールセンターの混雑状況を案内しており、平日の午前中から夕方にかけて電話がつながりにくい時間帯があるとしている。引換券の記載内容を確認したい当選者にとって、問い合わせのしづらさも負担となる。
浜松市のプレミアム付商品券は、物価高騰の影響を受ける市民の生活支援と地域経済の活性化を目的に実施している。対象は今年5月1日時点で浜松市に住民登録がある人で、1セット6000円分の商品券を3000円で購入できる。紙商品券とデジタル商品券の2種類があり、紙商品券は当選者に届く購入引換券を使って郵便局で購入する仕組みとなっている。
プレミアム付商品券は、生活支援策として市民の関心が高い。手続き上で3度もミスが起きるのは異例と言える。市は誤記のある購入引換券でも希望した郵便局で購入できるとしている。対象者には速達で個別に伝える方針だが、迷わず手続きできるように正確で分かりやすい周知が求められる。
(SHIZUOKA Life編集部)









