2025/07/13
阪神の育成投手が支配下登録 くふうハヤテから初のドラフト指名 元市職員の異色右腕
■阪神の早川太貴投手が支配下登録 背番号「31」に変更
阪神タイガースが7月13日、育成選手の早川太貴投手と支配下登録契約を結んだ。早川投手は元市役所職員という異色の経歴を経て、昨秋のプロ野球ドラフト会議で「くふうハヤテベンチャーズ静岡」から初めて指名された。
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早川投手の支配下登録が阪神から発表された。背番号は現在の「129」から「31」に変更される。早川投手は球団を通じて、以下のようにコメントしている。
「支配下にあがることをまずは目標にしていたので、素直に嬉しいです。春先はなかなかうまくいかないこともありましたが、徐々に自分の持ち味を出すことができたかなと思っています。今後も引き続きアピールを続けながら、一軍の舞台で活躍できるように頑張りたいです」
昨シーズンまでくふうハヤテに所属していた早川投手は、昨秋のドラフト会議で阪神から育成3位で指名された。くふうハヤテからドラフト指名された初の選手だった。
■今季ウエスタン・リーグで6勝1敗 市役所の元職員
早川投手は185センチの長身から投げ下ろす最速150キロの直球を武器とし、今シーズンはウエスタン・リーグで12試合に登板して6勝1敗、防御率3.16の好成績を残している。
くふうハヤテでは異色の経歴も注目された。北海道にある小樽商科大学卒業後、北広島市役所に就職。市職労の軟式野球チームと硬式クラブチーム「ウイン北広島」で野球を続けた。
くふうハヤテでは先発の柱を担い、ドラフト指名された際には「ハヤテに入っていなかったら阪神に注目されて指名されることもなかったと思っているので、ハヤテには感謝しています。これからの自分次第でチームへの見方も変わってくるので、活躍できる選手になりたいです」と語っていた。
プロ入り後に最初の目標としていた「支配下登録」は達成した。次は1軍での活躍を静岡のファンにも届ける。
(SHIZUOKA Life編集部)