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2025/07/24

「まるで私たちだけの村」 夏を詰め込んだ浜松の貸切リゾート 家族も犬も笑顔の「理想郷」

内山さんが愛犬も一緒に宿泊したハイダウェイ浜名湖のトレーラーハウス(本人提供)

■浜松市出身の内山絵里加さん ハイダウェイ浜名湖で非日常体験

こんな場所が地元にあったとは。浜松市出身のフリーアナウンサー内山絵里加さんが地元の魅力を再発見した。浜名湖を望む高台にあるリゾート施設「ハイダウェイ浜名湖」を3家族で利用。完全プライベート空間は、「自分たちだけの村」にいる感覚だったという。

 

【写真を見る】完全貸切のプライベート宿泊施設 浜松市のハイダウェイ浜名湖

 

私が生まれ育った地元から車で15分の距離に、まさかこんな“非日常”が待っているとは思いませんでした。先日、夫と愛犬のまるた、義理の両親、義理の姉家族の計3家族で浜松市にある「ハイダウェイ浜名湖」さんに宿泊しました。

 

ハイダウェイ浜名湖さんは、浜名湖を一望できる完全プライベート宿泊施設です。広さ1000坪の施設内には3棟のトレーラーハウスに加えて、バーベキュースペース、サウナ、プールを完備しています。施設を貸し切るので、まさに「私たちだけの村」にいる気分でした。

 

利用したのは1泊2日で、初日は午後3時にチェックインしました。義理の姉の息子2人は、すぐにプールへ飛び込みました。その間、大人たちは本格的なバレルサウナへ。サウナとプールは隣接しているので、サウナから出たら、そのままプールや水風呂に入れます。

サウナと隣接しているプール(本人提供)

夜になるとライトアップ(本人提供)

■サウナにプール バーベキュー設備も充実

プールサイドにはスピーカーが置いてあり、Bluetoothで音楽を流せます。甥っ子たちのリクエストで「ジャンボリミッキー」や「アンパンマンマーチ」をBGMにプールで泳いだり、プールサイドの椅子に寝そべったりしました。

 

私の夫はサウナが趣味で、その影響を受けて私も最近は一緒に東海地域のサウナを巡っています。プライベートサウナの中には十分に熱くならずに物足りなさを感じる時がありますが、ハイダウェイ浜名湖さんのサウナはしっかりと熱くなります。バスローブも用意されていて至れり尽くせりでした。サウナから出た時の浜名湖一望の景色も最高!サウナは24時間利用できるので、夜も翌朝も入りました。入りたい放題です。

 

夜は、ハイダウェイ浜名湖全体がライトアップされて素敵な雰囲気になります。プールも青く照らされて素敵な空間でした。サウナ後にプールサイドで星を眺めながら風に吹かれる夜の時間は、“整う”を超える体験でしたね。

 

夕食はバーベキューです。車で10分ほどの距離にある「遠鉄ストア三ヶ日店」でお肉や野菜など材料を買い出し。バーベキュースペースには鉄板はもちろん、冷蔵庫、調理用具、調味料、食器もそろっています。食材を持参するだけでした。事前に施設の方に依頼すると、バーベキューの食材も準備していただけるサービスもあるそうです。本格的なピザ釜もあったので、次回行く際は使用してみたいです。

バーベキュースペースには「たき火」も(本人提供)

■義父のお気に入りは「たき火」 音楽とお酒を一緒に満喫

バーベキュースペースにもBluetoothと接続できるスピーカーが設置されています。今度は義父の好きそうな、昭和の夏の名曲を流しました。お肉や焼きそばを食べてお腹を満たした後は、食材と一緒に買った花火を楽しみました。

義父が特にお気に入りだったのは、「たき火」です。お酒を飲みながら音楽を聴き、たき火をずっと眺めていました。みんなが食事を終えた後も、「もう少し、ここに居る」と一人でたき火の揺らぎを眺めていました。

 

トレーラーハウスも快適でした。お風呂には湯船があって、アメニティも充実。特に感激したのは、部屋の大きな窓です。そこから見える浜名湖の景色が美しくて、窓枠が額縁と重なって絵画のようでした。

 

翌朝はバーベキュースペースでパンやトウモロコシを焼いて食べました。朝食後は甥っ子たちがプール、大人たちはサウナとチェックアウトの午前10時ギリギリまで満喫しました。

時間によって表情を変える景色(本人提供)

■時間で変化する絶景 犬連れにもオススメ

こんなにも宿泊施設の中で充実した時間を過ごしたのは初めてです。全てに満足でお気に入りのポイントを絞り切れないのですが、特にオススメしたいところが2つあります。

 

1つは「景色」です。高台から見渡す浜名湖は時間によって表情が変わります。朝、夕方、夜にかけて変化していく空と湖面のグラデーション。何度もカメラを構えるほど、飽きない風景です。昼間は、浜名湖の穏やかな水面に太陽のしずくが跳ねるかのようにキラキラ輝いて宝石のようでした。かと思えば、夕暮れ時には夕焼けのオレンジ、ピンク、淡い紫が順番に空に溶けていく..。

 

夜になると、広がるのは月と満天の星空。子どもの頃から親しんできた浜名湖が、この施設から眺める景色は別物でした。心の底から深呼吸でき、癒された風景でした。

 

もう1つは、「犬連れ」の方に利用していただきたいです。ハイダウェイ浜名湖にはペット用のシーツやウェットティッシュ、食器やクッションなどグッズがそろっています。しかも、施設内はリードを付けなくて良いんです。まるたは広い敷地を自由に走り回っていました。その表情は笑っているようで、夫とは「あんなにうれしそうな、まるたを見るのは初めてだね」と話していました。

 

愛犬と一緒に旅行すると、犬か人間のどちらかが我慢する場面が少なくありません。同じ部屋に宿泊できても、「犬はケージの中」というルールが設けられていると、犬は窮屈な思いをしてしまいます。ハイダウェイ浜名湖は施設を貸し切るので、他の人に気を使う必要もありません。犬連れには理想郷でしたね。

リードなしで過ごせるため愛犬ものびのび(本人提供)

■“夏の思い出”詰め込んだ時間 また行きたくなる空間

小さなお子さんがいる家族にもぴったりです。外食や宿泊は周りの人たちに迷惑をかけないように、色々と苦労や気遣いをしていると思います。この施設では、お子さんが泣いたり騒いだりしても全く気になりません。何の遠慮や心配もなく、家族の時間を楽しめます。

 

わずか1泊、丸一日にも満たない滞在でしたが、こんなに充実して癒やされた旅行は久しぶりです。バーベキュー、プール、サウナ、たき火、花火。“夏の思い出”を全部詰め込んだような時間。何より、周囲を気にせず大切な人たちだけで過ごせるところが最高でした。

 

義理の姉は「子どもたちにとって、これ以上ない夏の思い出ができた」と喜んでいました。義父は「虫の音も聞こえて、星も月もきれいで、夢心地だった。たき火、最高!」と余韻に浸っていました。普段は首都圏で生活しているので、非日常の時間と空間にリフレッシュしたようです。

 

一度行ったら、また帰りたくなる。ハイダウェイ浜名湖は、そんな空間でした。今度は私の両親や友人とも利用したいです。

 

<プロフィール>

内山絵里加(うちやま・えりか)。1988年11月29日生まれ、浜松市出身。浜松日体高から青山学院に進学し、2011年にSBS静岡放送入社。夕方の報道・情報番組のメインキャスターや、ラジオ番組「内山絵里加のふくわうち」のパーソナリティを担当。2022年4月にフリーアナウンサーとして独立。現在はナレーションやイベントの司会など幅広く活動。

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