2025/09/11
初代主将と“異色の二刀流” くふうハヤテの選手2人が今季で引退 「やり切った思いが一番」
■くふうハヤテが発表 高橋駿選手と竹内奎人投手が退団
プロ野球ウエスタン・リーグに所属するくふうハヤテベンチャーズは9月11日、高橋駿選手と竹内奎人投手の退団を発表した。ともに、現役を引退する。
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静岡市出身の高橋選手は静岡西高校から岐阜聖徳学園大学に進学し、山岸ロジスターズや北九州下関フェニックスなどを経て、新規参入したくふうハヤテに入団した。チームの初代主将を務めている。
高橋選手は身長183センチ、体重97キロの体格を生かした長打力を武器とするが、ウエスタン・リーグでは持ち味を発揮できなかった。今シーズンは45試合に出場して打率.209、0本塁打。球団を通じて「今シーズン限りで現役引退を決めました。地元静岡の球団で2年、皆さんに応援していただきプレーできた事、本当に幸せに思います」とコメントした。

現役引退を決めたくふうハヤテ・竹内投手
■医師とプロ野球選手の”二刀流” ドラフトで吉報届かず…
河津町出身の竹内投手は静岡高校で1年秋からベンチ入りし、3年春にはセンバツ甲子園に出場している。高校卒業後は群馬大学の医学部へ進学し、くふうハヤテに入団した2024年に医師国家試験に合格。プロ野球選手と医師の“二刀流”として注目された。
竹内投手はNPB12球団入りを目指してプロ野球ドラフト会議での指名を待ったが、吉報は届かなかった。今シーズンは27試合に登板して3勝1敗、防御率3.19。投手陣の中心を担った。以下のコメントを発表している。
「今シーズンの終了をもって引退する決断をしました。ここに至るまでいろいろな思いがありましたが、精一杯やり切ったという思いが一番です。あっという間の2年間、本当に楽しく、充実した日々でした」
くふうハヤテによると、両選手とも「本人の希望」で退団する。9月末の公式戦最終カードまでチームに帯同するという。
(SHIZUOKA Life編集部)