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2026/07/08

鉄道係員への暴力 最も多い年代は? 月別では7月が最多 年間590件で13%増

■暴力行為は60代以上が141件で最多 次いで50代の117件

駅や電車の安全を支える係員への暴力が増えている。全国38社局で2025年度に確認された件数は590件。前年度から68件増え、コロナ禍直前の水準を上回った。加害者の年代では60代以上、月別では7月が最も多かった。

 

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日本民営鉄道協会やJR各社、全国の交通局などは、2025年4月から2026年3月までに駅係員や乗務員らが受けた暴力行為を集計した。対象にはJR東海や名古屋市交通局、愛知環状鉄道なども含まれている。

 

確認された暴力行為は590件で、2024年度の522件から約13%増えた。発生件数は2019年度の581件から、コロナ禍の2020年度には377件まで減少した。その後は再び増え、2025年度はコロナ禍直前の水準を9件上回った。

 

加害者の年代で最も多かったのは、60代以上の141件で、全体の23.9%を占めた。次いで50代が117件、40代が99件だった。50代と60代以上を合わせると258件で、全体の43.7%に上る。

 

ただし、これは年代別の発生件数を比較したデータであり、年代ごとの鉄道利用者数や利用回数を考慮した発生率ではない。「60代以上は暴力を起こしやすい」と結論づけられるものではなく、単純な件数では最多だったと見る必要がある。

写真はイメージ

■7月は直近3年間で上位 曜日は週末に多い傾向

月別では7月の63件が最多だった。8月が58件、9月が56件と続き、最も少なかったのは1月の35件だった。7月の件数は、2024年度は年間2番目、2023年度は最多となっている。直近3年度はいずれも月別の上位となっており、7月は暴力行為の件数が多い傾向が見られる。

 

曜日別では土曜日が105件で最多だった。日曜日が101件、金曜日が89件で、週末に多い傾向が見られた。また、時間帯別では午後5時から午後10時までの「夜」が177件で最も多く、午後10時から翌午前5時までの「深夜」が162件で続いた。

 

加害者の飲酒状況では、「飲酒あり」が271件で45.9%を占めた。「飲酒なし」は178件、飲酒の有無が分からないケースは141件だった。資料には曜日や時間帯と飲酒状況を組み合わせた分析はないため、週末や夜間に発生が多いことと飲酒の直接的な関係までは分かっていない。

 

暴力行為を減らすため、鉄道事業者は7月10日から9月9日まで全国92社局の駅構内や列車内に暴力行為防止ポスターを掲出し、デジタルサイネージなどでも暴力を振るわないよう呼びかける。電車の遅れや案内への不満があっても、その矛先を現場で働く係員に向けてよい理由にはならない。590件という数字の一つひとつに、実際に暴力を受けた人がいる。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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